レビュー一覧

もう読まないだろうなと思っていた作家さんだったんですが(すみません)、大好きな兄弟モノ、しかもガチ兄弟！ときたもんだから、何日も悩んだ挙句読むことにしました。良かったです。この方の作品の中では多分一番良かった。番外編以外は最後まで兄目線で描かれていて、馨が弟だと知るまで、お互いの気持ちを知るまで、身体の関係に至るまで、と何度かドキドキできるシーンがあって。2巻にわたっているのも、本作はダラダラ引き伸ばしているとは思わなかったです。ただ弟の長年の執着もあって兄弟の葛藤は少なく、また誰が障害になるでもないのでドロドロ感は薄めです。エロはいつもよりだいぶ少ないと思いますが、細短冊で修正甘め。せっかくのあの絵がもうちょっと上手かったらな〜。弟のソロプレイを兄が傍で見てるとか、シチュエーションはグッときます。

あ、ガチの兄弟物だったんですね…。pixivでチラッと冒頭部分を読んだときは、義理か、片親だけ血の繋がっている兄弟なのかと思い込んでいましたσ(^_^;)。まあでも、ガチの兄弟物でも私は読めるので、問題はないです。 ガツンと来る萌えキュンは感じませんでしたが、まあまあ面白かったです。 絵柄は星5つ以上付けたいくらい、綺麗で丁寧で、背景.小物などはリアルで凄いな…と感じました。でも、ちょっと前髪がウザく感じたかなw。 ストーリーは、別に先輩とやってても良かったんじゃないか？と思ったのと、久々に会った母親との面会シーンのアッサリさに疑問を感じてしまいました。 先輩とのHの件、指3本も入るなら、先輩とも出来るんじゃないかと…。好きな人だったんだよね??? 無理矢理なら身体が硬くなるのも解るケド…。好きな人と合意の上でのHなのに、身体が硬くなるコトってあるのかな？ 本当は、あまり好きじゃなかったのかな？ 初めてで緊張しちゃったのかな？ そう考えると、出来ない…ってコトもあるのかなぁ…。 お母さんとの再会シーン。いくらなんでも、久々に自分の息子に会ったのに、あんなアッサリな態度はないと思う。もっと興奮するし、感動するんじゃない？実の息子だよね…。私だったらもっと言葉をかけるケドなあ…。その二点部分は気になりました。 エロはそれ程多くは有りませんが、修正少なめ、局部描写.しっかり.ハッキリで、しっとり落ち着いたエロでした。 受け視点だけかと思いきや、番外編は攻め視点で、結構なページ数(70ページぐらい)で読めました。攻めの考え、感じていたコトが読めたのは、とても良かったです。

作者買いしました。以前出た単行本に比べて絵が上手くなっています。きっちり血の繋がった兄弟CPなので苦手な人は要注意かなと。この作者さんの中では一番好みのお話ですね〜できれば上下巻一気に読んでみて欲しいです。

親の離婚で、離ればなれになっていた兄と弟が、再会した事で始まる近親モノです。ただ兄の方は、最初弟と気付かず弟の香りに惹かれて好きになり、弟は兄と分かっていて恋愛対象として、告白し距離を詰めていき、兄は葛藤しながらも、最終的に二人は恋人になります。エッチもエロくて大満足です。

まぁ兄弟物批判するわけではないけど色々腑に落ちない…まず母親が兄弟どちらかを引き取りその後一度も会わないって情が薄すぎる。母親の見舞いに行った時のやり取りにそう解釈しました。実の兄弟ではなく義理の兄弟の方が色々不自然さがなかったかも…何だか読み手が喜びそうな材料をとって付けて無理やり上下にした気がして素直に入り込めませんでした…

ドキドキしました。ハピエンなんだけど、なんか危うい感じがして、想いあってるふたりにホッとするのにもぞもぞすると言うか…。このまましあわせに終わってほしい気持ちもありますが、やっぱりふたりのことが身近な人にバレた話も読みたいなあ。

本発売後、すぐに電子書籍で読めるなんてっ！！レンタさんありがとう！離婚を期に離れ離れになった兄弟。弟×兄でガチ兄弟ものです。上下巻兄目線で話が進んでいきます。弟と知らずに惹かれる。知った後もダメだと思いつつ、弟を1人の男として好きになっていく…。葛藤が丁寧に描写されてます。下巻に弟視点で中学生時代の話が入ってます。本編ではサラッとしてたが、これを読むと兄への執着が半端ない。それを読んでから再度上下巻読むとまた萌える！ゆっくり2人の心情がかかれているのは、良かったけどエロがもう少し欲しかった！！なので☆4です。修正はかなり甘め。まだ、読みたい！と物足りなさがあるので、ラブラブな続きがみたいなー。

絵はとても綺麗だった。なんと兄弟もの。離婚で別々に暮らしていて、久々の再会で惹かれ合うという禁断ものなんだけど。罪悪感が薄くて、これは恋愛感情なんだろうか、なんかしっかりこず。淡々とした兄の実母との再会はもう違和感しかない。あんな母親いる？

近親相姦はすごく好きなジャンルだけど、このジャンルのポイントって「同性愛以上の背徳感」だと思うんですよね。弟くんがお兄ちゃん大好きなのは、そうじゃないと話が進まないのでいいんですけど、お兄ちゃんが弟くんのこと好きになるきっかけが薄くてわかりにくいし、「男同士だぞ」「まして兄弟だぞ」って葛藤があまりない。ダメだと拒絶して離れようとして「それでもどうしようもなく好き」ってなるのが最高に萌えるのに、それがない……。あといくら何年も会ってなくても、下の名前と雰囲気で「この人どこかで会ったことある？」って少しも感じずに、ドキドキしちゃうあたりに、兄の弟への愛を感じないのもマイナスでした。近親相姦の上澄みだけをすくった感じです。

作家さん買いです。この先生はいつも受け側目線の心情を描くことが多く読みながらもどかしさを感じていました。今回は弟の心情もたくさん描かれていて気持ちのやり取りを感じることができて満足です。お母さん、実の息子だから当たり前、と思いつつわかってくれていてよかった！と思いました。