レビュー一覧

ただ事をひいているのが一番最後の絵。自分を美人というヒロイン。なんか、内容も薄く、正直残念。

自分の容姿に対しての自信のなさが若干イライラしましたが、鏡も見せられず虐げられてたなら納得です。登場人物の顔によく汗？が描かれてるんですが、汗の描き方が気になって内容が入ってこない…。特に女の子のおでこの真ん中によくあるんですけど、すごく違和感です。

1人で産めるか否かなら産めるとは思いますが、産湯もないのに赤ちゃんを布で拭くしかない状況を考えるとあの顔はないでしょう。マンガだからかも知れないけどもうちょっとマシな読者への伝え方があったのかと思いますけどね

原作は13世紀前半のイングランドを舞台にした『戦士に愛を』シリーズの12作目です。話の内容は原作版レビューでkikkirentaさんも仰っているように今作ヒロインの従姉妹ジュヌヴィエーヴがヒロインのシリーズ10作目『愛あればこそ』との関連性が特に強い作品です。又、作中でヒロインが何度か言及しているレディ・キャサリンは短編『聖夜の誓い』(『クリスマス・ストーリー2001　四つの愛の物語』所収)のヒロインです。内容ですが、ヒロインの自己評価が低いのが何か嫌、というか美人なのにその自覚がない女性って男心をくすぐるんだろうな、という点が気になってそこが楽しめませんでした。それ以外はヒロインが度胸もあって頭の巡りも悪くない所とか、ヒーローの意外と言動が可愛い所とか普通にいい話でしたが。あと悪役も悪役ではあるけど妹のヒーロー前妻同様可哀想な人ではあったな。

評価が高めなのとサンプルで面白そうだったのでレンタルしましたが、なぜこうも評価が高いのかわかりませんでした。絵は綺麗で、よくある顔だけよくて他のバランスおかしい絵ではなくとても上手な絵です。が、ヒロインがなんというか、、頭がいいのにたまにある世間知らずすぎエピソード(と、その時の表情)がイラッとします。あとタイトルにある竪琴。すっかり忘れてました。読む前は竪琴の名手で有名なヒーローなのかなと思ってました。一人寂しげに竪琴を奏でる姿を見て…みたいなエピソードでもあるのかと。最後の｢〜そして幸せにすごしましたとさ、終わり｣みたいなシーンの絵に出てくるだけ…！(あと竪琴を買った、というヒーローのモノローグ)何が悪いというわけではなく、単に特に印象に残らなさそうな、しばらくすれば忘れそうなお話でした。

ヒロインがいい子ちゃんすぎてだめだったな。器量が良い悪いでこだわってるネタいらなかったと思う。ワンコが一番カッコよかったしグッときた！！

しげまつ先生の絵は美しい！ファンになりました！ヒロインが最初自分を卑下しているので内気でうじうじしてるのかと思ったら大間違い。勝気で行動的で自分をブスだと思ってる面白い性格。敵に襲われそうになった時、兵士をこっそり連れてるところはすごいと思いました。ヒーローが受け身なのも身に起こった事を思えばしょうがない。でもそこが少し不満かな。

面白かったです！大好きな作家さんです。この作家さんの描くヒロインは、芯のある賢いヒロインが多くて好きです。この作品のヒロインも賢くて優して、とてもよかったですが、ちょっと自虐的すぎかな笑。鏡見たこと無かったんか〜い！笑笑

鏡が普及していない時代は、相手側の主観と発言で美人・不美人が決まってしまう。悪意のある人たちにヒロインが騙されていたのだけど、彼女はポジティブで見た目より自分自身を見てくれる人を選ぶことができるし、相手のことをちゃんと見て理解することもできる人で素敵です。ヒーローはトラウマ持ちながらヒロインの健気な献身に救われる。タイトルが微妙かな〜。竪琴がもう少し何かのキーポイントになるかと思っていました。

なんて強いヒロインなんでしょうか！この精神力すごいです。人の本質を見抜く鋭い洞察力、そして頭の良いこと。底意地の悪い修道院長の虐待や、一緒に育った子供達の嫌がらせすらプラスに転じ、役立てています。彼女の夢は夫に愛され子供を持つこと。念願叶って良かったです。ヒーロー頑張って！