レビュー一覧

すごく面白かったです。絵も素敵でした。ヒーローのリュザールも素敵なんですが、3番目の兄が一番好きです。故郷で虐げられてきたヒロインのアユにユルドゥスの一族は皆んな優しくて、嬉しくなりました。きっとアユが全ての家事を嫌がらず、喜んでやるからなんでしょうね。それに、アユのハイスペックぶりに、見ていて、スカッとしました。自分も、仕事頑張ろうと思ってしまったぐらいです。もっと、甘々な、2人の新婚生活が見たかったです。あと、ラバのジャンのヒーハーがツボでした。

精霊の力を借りて侵略者達から草原の平和を守る調停者の一族の青年・リュザールが、ある日アユという羊飼いの少女と出逢います。家族に色々な物を搾取された上に売られそうになっていた彼女の虚ろな心が、彼とその一族に出逢った事で癒されてゆきます。そして夫婦になる２人ですが、今迄生きてきた環境から超働き者のアユ(嫁)が毎日朝から晩迄休みなく働こうとするので、止めようとするリュザール(夫)が楽しいです。そして、アユの作る民族料理(トルコ風との事)も美味しそう。この著者さんは、ご飯をとても美味しそうに描きますね♪。そして、家族からいい様にこき使われ上に叔父に売り飛ばされそうになったアユですが、2巻では彼女が居なくなって価値を知った家族が取り戻しに来ます☆。ホント、恥知らずですね。(許すかどうかは別として)謝罪するならともかく、やり方が汚な過ぎ。北方の貧しく過酷な暮らしの中で、弱肉強食状態になるのは解らないでもないかなと思っていましたが、予想以上に腐っていたアユの親族に唖然としました。無事に解決し、彼女のそれまでの人生が酷かった分、今後リュザールやその家族と幸せに暮らすんだろうなと思うとホッとして読了出来ました＾＾♪

人気作家さんでしたが、なかなか読む機会がなく、これが初めての作品。結果、すごくよかったです。過酷な生活を経て生きる気力を失っていた少女アユが、調停者と呼ばれる一族の青年に助けられる。なし崩しに結婚をすることになり（だけど1年間は清い生活）少しづつ心を通わせていく優しいお話です。主人公二人がまず可愛い。初々しくて、ジレジレで甘い。アユはお料理や絨毯創り、その他家事全般でチープな能力を発揮し（笑）リュザールは強くたくましくアユを守る。アユの家族は最悪ですが、リュザールの家族や登場人物がみな心優しく、温かい気持ちになります。

乙嫁語りのような世界観、中央アジアの自然とともに暮らし信仰深く助け合う人々のリアルな日常がファンタジーの中に丁寧に描かれていた。人生のすべてを諦めていた主人公が、最高に心がきれいで愛情たっぷりの夫に出会えて、何気ない日常に幸せを感じている空気が心地よい作品です。

ヒロインは色々と辛い想いをしてきたけど、ヒーローとの出会いから全てにおいて幸せになった。もうあとは甘いデレデレなヒーローと地に足をつけたように強くなっていくヒロインが良い！

作者買い。やはり作者の民族生活を基盤とした話は好き。乙嫁語りのような感じ。二人の想い合う感じも良かった。

平和な毎日があることが、奇跡のように思えてきます。素敵なストーリーです。

自分の家族に虐げられ続けたヒロインがヒーローと出会い、段々と変わっていく…ぐんぐん引き込まれていき48時間で購入したけど、読んだ後すぐに無期限に変更しました✨そして間髪入れず２巻目も購入✌その後の話ももっと読んでみたいです。

本当に素敵で心温まるお話でした。辛い生い立ちの少女が、強くて優しい旦那様と家族のお陰で幸せな日常を過ごせるようになって、本当によかったです。

メシマサ先生　本当に最高です。　登場人物たちが本当に存在していて、生活しているのを横で見て書いておられるかのようです。食べ物の表現が素晴らしいですよね。お腹が空いてしまいます。とてもステキなお話しでした！　ありがとうございました！