レビュー一覧

人外攻めが好きなので、表紙とあらすじを見て購入しました。攻めが悪魔っぽいことから、強引、尊大なタイプかと思ったら、まさかの主従、一途攻め。めっちゃピュアな純愛でした。しかも、話が短いのに上手くまとまってて、障害があったり、じれじれがあったり、どうオチをつけるのかハラハラして最後まで飽きさせません。お話の評価は☆4ですが、イラストが素晴らしいので☆5にします。

「真実の愛が呪いを解く」というお話ですが、思った以上にストーリーに上げ下げがあり、面白かったです。自分の心を知るまでの主人公の気持ちの動きにも納得が出来たし、おすすめです。88pなのでハッピーエンドで結ぶこのエンディングで上出来ですが、この2人の先行きって結構山あり谷ありを想像できるので、単行本サイズにして、その後の2人のエピソードもよみたかったなと思います。

その愛が真実か否かなど、普通は誓い合って信じ合うだけで充分なものを、呪いが解けなければ証明されないなんて…でも見極められた幸運なのかな。でも異種族とは言え、悪魔の姿して家事こなす下僕って…斬新なイメージですね(笑)　能力的には人間より上で超強いんだろうに、ちょっと可哀想な気もしました。

シザーハンズと美女と野獣を足して割ってプラスアルファつけたような感じでしたね。呪いを解く話が大部分を占めてて、あまり感情移入ができませんでした。可もなく不可もなくという感じです。

・・この物語は、一族の呪いを解くには「真実の愛」を見つけること…。・・愛してくれる誰か？を・・と、リオン自身がこの呪いに心も考えも雁字搦めに縛られ諦観している姿が悲しいです(涙)。・・偶然のオルキデとの出会い〔必然の結果！〕…。 リオンとオルキデの手探りの日々の中、お互いに欠けた部分を補ってゆっくり寄り添いって行く２人が愛おしくて…‥ これからも、その後も静かに穏やかに時間が流れて行くことを願っています♪。。＊オルキデのあの姿あってこその物語なのでは☆☆☆