レビュー一覧

人の想像力って限界がないんだなと思いました。どこを切り取っても見たことがないものばかりでずっと目が楽しい。私も水銀を飲んでみたいし体をドールハウスにして虫を飼ってみたいみたいです。最近読んだ中でいちばん好きなまんがでした。紙の方も欲しくなりました。

最後まで顔は出ないけれど、それでもやっぱり「あのヒト」は「あの人」。不思議に思っていた彼の服装(特に親戚とひと悶着あった時)最後の最後「世界地図を持っている」で納得。 作者の想像力の果てしなさと伏線の見事さに感激した作品でした。 （投稿名：oka）

作中の局長の言葉に、海を初めて見た時の感動は、自分の小ささを実感する不思議な心地よさ、とありますが、果ての星通信を初めて読んだ感想が正に凝縮された言葉です。マイクロな日常の出来事から、マクロな宇宙の出来事まで、違和感なく語られています。壮大さに圧倒されるには宇宙は大きすぎ、とも作中に語られますが、想像力が無限に生かされる設定だからこそ逆に何でもありのようで、実は非常に難しい設定の話を一話一話飽きることなく、ページを捲るのがこれほど楽しみな漫画に久しぶりに出逢いました。

なんていい話なんだ。想像力の翼に乗って、というのはこういうことだ。簡単に言ってしまえばほんわかSFだが、閉じた星の我々がいつか来る未来を夢見ている。

「残酷な運命に投げ出され必死に抗う主人公」だけではない展開が楽しかった。「奇抜な見た目で変わった生態の宇宙人」で終わらない、素敵な仲間達。様々な考え方や感じ方が示される中に「上の人」も含まれている点も良かった。SFというにはファンタジー風味が強いけど、そこも好みばっちりだった。

待望の最終巻をついに読み切ってしまいました。SF的な設定の面白さはもちろんですが、個々のキャラクターの考え方がみんな違ってみんな魅力的なのが、読んでいてとても気持ちいい。これから先ずっと大事に読み返したい作品です。

面白い！いろんな視点から読めるから、何度もゆっくり読み返したいお話です。今出てる4巻まで読み終わって、マルコ君の恋人はもしかしたらあの人かな？って思ったので、その視点で1巻から読み直すと、また見え方が違ってきて面白い！マルコ君の愛の深さにふれて、泣けてきました。もっとこの世界を見たい気持ちと、早く2人を合わせてあげたい気持ちと複雑です。

とても好きな作品です。本当に細かいところまで設定がきっちり作り込まれていて、本筋のストーリーも勿論面白いのですが、合間に入る異星人や異星文化、銀河のベストセラーとかの紹介が面白くて、隅々まで読みたくなります。5巻で完結ですが、スピンオフとか出たら嬉しいです。なんなら設定集とかでも楽しく読めそう。

文句なしに最高に面白かった！もっと有名になってもいい作品。設定とアイデアが本当にどこから出てくるのか。読後感も爽快です。

新しい話だなと思いました。こういう話はなかなか有名週刊誌ではないなと。面白かったです。