レビュー一覧

この作者さんの作品はこのお話が初めてだったのですが、「キャンパスライフ」を舞台にしたお話の中でも、うまく大学生の空気感をお話に取り入れていて、自分の学生時代も友人と下宿に毎晩のように集まってたわいもないことで楽しんでいた頃を懐かしく思い出しながら読ませてもらいました。過去と現在の視点が錯綜しながら進んでいくので、どちら側の視点からでもそれぞれを眺められるような…ちょっと不思議な感じでした。読後感は「あ〜、もう終わっちゃったよ…」学生時代はいつまでもそのまま続く訳ではなく、みんなそれぞれの道を歩いていくんですね。

４巻を買ったんですが、十分良さが伝わりました。三木と蝶野、体の関係はまだ？ないんですが、お互いをゆっくりと大事に思ってる様が伝わる。キュンとする美しい作品でした。読んでいて、情景や表情が私の中で再現され、懐かしささえ感じました。この作品には依田沙江美さんのイラストがピッタリです！やっと両思いになり、これからがいい感じなので続きが読みたいです。