レビュー一覧

あらすじとサンプルで好みすぎて、つい購入しちゃいました！健気受け、不憫受けが好きでしたら読むべきです！「ごめんなさい」言いすぎな受けが苦手な方はやめた方がいいです。「持って生まれた運の量」というものがずっと葉くんの心に巣食っていて、幸せになってからもその先の不幸を考えてしまうところが可哀想で切なかったです。攻めがめちゃくちゃ王子様でした。葉くん幸せになりすぎて私の方が怖くなりましたよ、良かったけど、幸せすぎだよね？本当におとぎ話のよう。5点満点なら文句なしの5なんですが、10点満点なら9かな…結ばれるまでに気持ちがすれ違って切ないシーンはあるけど、不憫受け好きとしてはもう一度命を捨てようとするくらいの不憫な場面が見たかった。それと、手を出すのちょっと早いかな。でもBLファンタジーですが初めてでも感じすぎてて大変可愛かったです。切ないけどとにかく甘々で幸せな作品でした。

月村奎×木下けい子と来たら、とりあえずチェックを入れるゴールデンコンビ！と言うコトで作者買いです。優しく.カッコいい攻めと、肉親に恵まれない.不憫で.可哀想で.健気な受けの、超王道.シンデレラストーリーです。王道なので、予定調和というか、色々先が読める感じではありますが、私はとても面白く読むことが出来ました。王道、バンザイ！と思える人は、買って損はしないと思いますが、人によっては、ありきたり…と感じるかも知れません。

月村さんらしい、ちょっぴり切ないながらも温かく優しいストーリーでした。前半、主人公の葉がまだ19歳でありながらも、人生に疲れ果て日々生きることに希望を見出せないでいる…毎日食パンを嚙り、瑠可の店を覗く事だけが唯一の楽しみだなんて不憫すぎます…涙。そんな葉が、王子様のような瑠可と出逢いかれの与えてくれる無償の優しさや周りの人達の愛情に、少しずつ「自分も生きていていいんだ」「幸せになる事を自分で選んでもいいんだ」と変わっていく。シンデレラというよりはマッチ売りの少女みたいな展開でした。この少女…いや少年はマッチを全て燃やして天国にのぼる前に、心優しい紳士に手を引かれて暖かいお家に連れて行かれたのですが。（蛇足ですが、アメリカでは子ども向けにマッチ売りの少女がお金持ちに助けられて幸せになるバージョンが作られています）葉を明るく暖かい場所へ引き上げてくれる瑠可も、単なる美形のスパダリではなく自分の容姿や性志向で辛い思いをしていたり、愛する弟を亡くしていたりと陰と弱さがあるのが良かったです。葉には、瑠可のたっぷりと愛情のこもった料理を食べてうんと甘やかされて、もっともっと幸せになって欲しいもんです。月村さん＋木下けい子さんのコンビで、次回作もお待ちしています。

作家買いです。何と今年でデビュー20年ということで、おめでとうございます！（レビューには関係ないけど（笑））いつも甘くて切ないお話を読みたくなったら、月村さんを読みます。どんなに切ない状況でも根底に優しさがあると思うのです。今回も大満足の一冊でした。イラストもとても良かったです。

作家買い。私もどちらかというと幸せが続くと不幸せが来るんじゃないかと思う方なのでちょっと親近感が…(笑)ネガティブだったり不幸続きだったりなキャラもちゃんと幸せになれる月村先生のお話はどれも優しいので疲れた時に読むとほっとします。あれ、私疲れてるのかな…？と思った時に効く常備薬みたいですね。

とっても素敵なお話でした。お話が重く悲しみが深い訳ではないのですが、幸せになれたんだねって思えます。大満足の作品です。

出会った先はほんわか善良なひとびとのファンタジー。ちょっとあっさりしすぎているかも。

ただただ甘々なハーレクインですが、私自身がしんどいのを読む気分ではなく、これで良かったです。いじわるされたり、すれ違ったり、陥れられたりするドロドロの世界が読みたくない時にオススメです。

冒頭部分と自己肯定感の低さから葉のこれまでの人生の孤独を思うと涙を誘いますが出会いから一貫して王子様の瑠可のおかげで悲壮感に押し潰されることははありませんでした。イラストも健気主人公と甘々王子様のイメージにぴったりでよかったです。

鉄板コンビ買いです。「エンターテインメント」には、ドキドキ、切なさ、でも安心とハッピーエンド！を期待したい。そんな期待にしっかり応えてくれます。