レビュー一覧

｢たかが恋だろ｣続編！気になっていた椹木さんのその後がたっぷり描かれて大満足です。過去のある男が大好物な私には、椹木兄貴の大人の魅力にクラクラしながら頁を進めました。柊也も根っこが純でかわいい！山田ユギさんの描く大人の男って、どうしてこう色っぽいのでしょうね。大好きな作家さんです。本作だけでも楽しめますが「たかが恋だろ｣とセット読むと感慨深くておススメです！！

「たかが恋だろ」のスピンオフとのことで、こちらも読ませて頂きました。「たかが恋だろ」の方は、申し訳なかったのですが、あまり高評価をつけていないんですよね、、。けど、まだ、こちらの方がスムーズに読めたかな。こちらの「愛想尽かし」は、椹木の話がメインとなっています。「たかが恋だろ」で見せていた危ない尖った雰囲気の椹木とは違って大分、丸く穏やかな人になっていたので驚きましたが、大人の魅力を醸し出していて、個人的には、こちらの椹木の方が好きかな。ただ、受けが軟弱男子に見えて好みではなかったですけど。。個人的には、山田作品は原作なしの方が独特の世界感があって魅力的なような気がするのですけどね。原作なしの「誰にも愛されない」とかも読ませて頂いていますが、そちらの方が深みがあって良かったですし、、。まぁ、また、山田ワールド作品を期待しています。

山田ユギさんは原作ある作品を書かない方がいいと思います。なぜならユギさんの魅力が半減してる･･･

このせんせいの絵気に入ったわぁ~(*^^*)　

むーぅ、やっぱり椹木がイイ、かなりイイ！気取らず自然体、朴訥としてて不器用なほど真っ直ぐで。本来オヤジは守備範囲外、なのに40手前の男の色気にあてられました。オヤジ上等！(笑)柊也のイロを売りにしてるよーなタイプも本来好きじゃない受け入れ難いキャラなのですが、反面、床上手なだけで心が追いついてなく異常に純粋だったりするともぉ～ホロっときちゃいます。双方趣味ではないはずのキャラにハマってしまいました。さすが英田さんのプロットってとこでしょうか。予感めいた出会いから紆余曲折あって2人の人生が絡み合うまでがジリジリと描かれていてシリーズでこちらのが本命でしたが期待以上でした。ただコミックなんでね～、絵的に惜しいってゆーかもっと丁寧に書き込んで欲しいとゆーか勿体無い所も多々ありましたが(個人的嗜好の問題で恐縮ですが。)余裕でスルーできる秀作。

『たかが...』の勢いで借りたわけですが、椹木さんの男気が結構萌えました。こっちの方が好きかも。

シリアスなトーンが物語の厚みを出していたと言いましょうか。裏社会の悲哀も描かれているためか、わびさびを感じました。攻めと受けの出会いが獄中という設定もインパクト大。”おつとめ”をしていたほどですから、訳アリじゃないわけがない彼らです。キャラクター像もそれぞれ明確でふわふわしたところがなく、山田先生のクッキリとしているけどどこか影のある画風にマッチしていた様に思いました。人気シリーズのスピンフですが、個人的には親作品を食ってしまったのではないだろうか…という感想です。

薄幸の美青年×元ヤクザのお話です。なかなか暗い話ですが、終わりよければ全てよしです！

山田先生の描く男性は色気がすごいと改めて思いました。話は重めですが、面白いです。

作者さん買い。私にとってこのお話は攻めの格好良さが全てです。大変好み…。大人でクールと見せかけて優しくて甘いって素敵です。