レビュー一覧

ヒロインが背負う過去はスーザン・メイアーの「禁じられた誓い」と同じ。でもこちらのヒーローのほうが酷いです。原作では10年間婚約者を看病しているヒロインです。ヒロインをかばったことで身体が麻痺した婚約者が最後まで浮かばれません。ヒーローが婚約者に会いに行かなければ、もっと別な気持ちで天国に行けたのではないかと思うとヒーローの身勝手さが許せなかった。ヒロインも原作ではっきり自分の幸せのために婚約者の延命にイエスと言わなかったと言っています。ヒロインもヒーローも幸せになるべきだけどほかの方法はなかったのか、婚約者を不幸のどん底に落とさなくても黙って結婚はできたのではないかと思います。悪役ではないのに、むしろヒロインの命の恩人なのに、そんな婚約者が可哀想すぎて報われなくてこんなHQ読んでも幸せな気持ちになれないです。

なんだか悲しい物語り。ヒロインにとってはハッピーエンドなんだけど、何とも言いづらいな。ヒーローがヒロインの婚約者を訪れなければ、婚約者はこの決断をしなかっただろうと思うし、８年もそう思わなかったことを一瞬で変化を起こしてしまった事が、やっぱりなんだか悲しいになってしまいます。

　元婚約者がかわいそう過ぎる。ヒーローは強引で人の気持ちがわからないロクデナシだなあと。　男の気持ちだからわからないのかなあ。ヒロインには自由に幸せになって欲しいと思う反面、愛し続ける強さも欲しかった気がするし、でも難しい問題だなあと。　婚約者の母の気持ちもわかるし、お父さんはすごく人間の出来た人。ヒロインもとても立派だし、婚約者もすごく素敵な人だったので、自分の欲望だけで爆走するヒーローはあまり好きになれなかった。

ヒロインの婚約者への気持ちが、どうして異性への愛から家族への愛にスライドしなければならないのか？　と。家族への愛だからヒーローを愛すようになった、みたいなヒロインの気持ちがどうも好きになれない。嫌な人もおらず、まさに命を懸けたヒロインの婚約者はすごく素敵な人なんだけど。でもヒロインがなぁ・・・いい子なんじゃろうけど、あえて婚約者への想いを変える必要があったか？　と。すごく気になってもやっとした最後でした。

元婚約者が気の毒すぎて、心が冷えるハピエンでした。

ヒーローに惹かれながらも、自分を庇い全身麻痺になった婚約者とその家族を、8年間も愛し尽くすヒロイン。 ヒロインを愛しながらも婚約者に「君には永遠に勝てない」と伝えるヒーロー。 ヒーローはヒロインに隠し事があると思いながらも、無理に聞き出そうとはしない優しい男性です（事情を知るまでは堂々とヒロインを誘いますが） 婚約者の母親は息子が愛する女性に側にいて欲しいと望み、父親はヒロインが幸せになるべきだし、息子が延命を望まないならと覚悟を決めます。 どちらも間違いとも悪いとも言えない、やりきれない状況が辛いです。 婚約者に8年も「自分の物」と言われ続けたら負担になっても仕方ないと思うのですが、ヒロインは婚約者を家族として愛するようになっていました。だからこそ出来たのかもしれません。 そんなヒロインを愛するヒーローが素敵です！ ヒロインは勿論ですが、婚約者の両親も穏やかな生活をして欲しいです。ヒロインは華族がいない分、会いに行ったりすると思いますし。

重い・・・試し読みしてたけれど、展開が気になって買ってしまいました。予想できた結末だけど、切ないです。

ヒロインの婚約者への一途な愛情すごいです。ヒーローの解釈が強引というか都合よすぎで、婚約者が亡くなったからハッピーエンドとかってちょっとモヤっとしたラストでした。

HQにしては精神的にキツイ話でした。ヒロインを庇って全身麻痺になった婚約者を八年も見舞うなんてキツイのはわかるが…。ヒーローが強引でこれ、婚約者がなくなったからハッピーエンドになったんじゃないかとモヤモヤしてしまいました。

うーん、少し最後の終り方や 言葉には 100%納得は できなかった。８年の重みは すごくわかるような気がするけど・・・。辛くせつない内容でしたが、それぞれが 良い決断をしたのでしょうね。