レビュー一覧

二つのお話が入っています。一つ目の表題作はほのぼのメンズラブでとても良かった！おっさん受けがとても可愛い。 問題は二つ目。先生と2人の生徒のお話ですが、子供を殺す描写があるので、苦手な人は要注意！！

明らかに表題作より、2作目の闇系のお話の方がクオリティが高いと思います(表題作も面白いですよ！)。イイモさんも「土中の繭」を表題作にしたかったみたいですが、大人の事情ですかね…。そんなに闇系ってダメなんですかね？ 闇系推しだと売れなくなってしまうのかな？ 子供が絡んでるから何か規制に引っかかるのでしょうか？ 好き嫌いが分かれる世界だと思うので、きちんと表紙、内容紹介で闇系です！と表示して、苦手な人がうっかり誤って買わないようにした方が、個人的にはいいと思うのですが…。 描き下ろしの控え室のお話がとても面白かったので、星1つオマケしちゃいますw！

Twitterで作者の方のブログ記事(ざっくり言うと、本来であれば土中の繭が表題作になる予定だったが特殊な内容のため出版上の都合で催眠術…が表題作になってしまった。催眠術…のテイストの作品を期待して読む人にはショッキングな内容の土中の繭をいきなり見せることになり申し訳ない……というような内容)が回ってきて興味をもち購入しました。土中の繭、とても素晴らしかったです。ですが相当人を選ぶ内容なのでせめてあらすじ欄に土中の繭の内容を記載するか、サンプルに土中の繭も一部入れることはできないでしょうか……。土中の繭は問題を抱えた2人の高校生と1人の教師、3人の人間関係を描いた作品で、ミステリー要素と強めの闇要素、若干のグロ要素があります。本当に表題作にならなかったことで不利益しかない。望む人に届きにくいだけでなく、望まない人が読むとトラウマになる可能性もある作品ですので、誰も幸せにならない。ですが本当に私は土中の繭を読んでよかったと思いました。☆1評価は表題作が入れ替わったことで全てを台無しにしていることに対する評価。土中の繭という作品に対しての評価は☆5です。画面の使い方やストーリーの運び方、仄暗い世界観、本当に大好きです。

前半と後半の温度差が凄まじいです。個人的に、表題作である前半はBL漫画としてとても満足。後半は普通にストーリー漫画として秀逸な作品だけど、重すぎてBL漫画としては全く萌えられなかったです(笑)完成度の高い一冊だと思いますが、BLでキュンキュンしたい気分のときに読む作品ではないです。

2作目はスゲー病んでたわ。流石イイモ先生。BLサイコサスペンス、お見事。

２作品収録。作者様は後半作品が表題作のつもりだったのが出版社の判断により前半作品と入れ替わったとのことで、事情は・・・読めばわかりますし、イイモ先生の作風をご存知ならば大体想像つくかなと。前半後半でかなりカラーが変わります。私はイイモ先生ファンなので個人的にはどちらの作品もオススメしたいのですが、後半の作品は万人向けではありません。サンプルは前半作品だけなので、それ見て「好きかも！」と購入すると後半で「ウソだろ？」となる可能性あります。イチャラブなハピエンもショタもメリバもなんでも美味しくいただける方向け。

2作目を見て、1作目を読んだ方がよく寝られるかも。2作目のこの終盤一瞬で底が抜けたような救いのなさ、ゾッとします。反面一作目は最後暖かい気持ちになれました。両面みられるとてもいい一冊です。

ダメでした！表題作が気になって購入したのにもう１つの方がページ数多いし話も濃いのかな？？先生×生徒というめちゃくちゃ苦手なジャンルなので読む気も起きませんでした。サブに未成年関連の犯罪臭いアブノーマル入れるのは勘弁してほしい……。本当はこっちが表題作だったのでは？と言われるととても納得します。見事に騙されました……。後半を表題作にしてくれてたら絶対買わなかったです……。

同時収録作(土中の繭)、表題作からの落差がすごい。土中の繭の方が表題作より面白いし気合い入ってるしページ数も多いのに表題作でないのは有害図書指定対策だと分かっているけどなんだかなあ。でも面白いので星5です。オススメしないけどオススメ。

皆さんが書いているように1作目と2作目の温度差が激しいです。自分はどちらも作風も好みだった上、絵柄も好きだったので星4の評価にさせていただいてます。1作目は表紙からも察せられるようにハッピーエンドですし、ほとんどの方が1作目を目当てにご購入されると思いますのでこのくらいにしておきます。2作目ですが、控えめに説明すると幼い子供が大人に都合のいいように振り回される内容です。人によっては嫌悪を感じると思います。また、メリーバッドエンドが苦手な方は避けたほうが良いかもしれません。しかし、作品としてはとても素晴らしいものだと感じました。上記の性質を苦手としない方にはぜひ読んでみてほしいです。