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年齢確認
約20年ぶりに読みました。相変わらず面白かったです。ただ当時と比べると、摂食障害が世に広く知られるようになったので、割とよくある話しに感じました。20年前はかなり衝撃的だったんですけど。個人的意見ですが、安野モヨコさんは時代と密着した作家だと思います。その時代、時代の最先端の空気を切り取る作風かなあと。摂食障害は近年浮上してきた女性に多い問題ですが、この作品には当時色々考えさせられました。「女性は痩せてるのが美しい」という価値観は確かに社会全体や女性自身の心にあるもので、どこからが正常でどこからが病気なのか、どこで線を引くのか、病んでるのは痩せたがる人なのかそれとも社会なのか、ラストになっても出ない問いは私の心の隅っこにずっと残っていたと思います。ダイエットは社会的に推奨されるのに、摂食障害の側に滑り落ちた瞬間、社会の落伍者扱いされる、または太っていても落ちこぼれになってしまう。日本社会は女性の外見に本当に厳しい。女性もその厳しさを内心肯定していて、私たち自身の首を絞めているのかも。この本を若い頃に読んだおかげでもあるのか、一度も極端なダイエットに手を出さずに年を取りました。その間に納豆ばかり食べるダイエットが流行ったり、炭水化物を抜くのが流行ったり色々ありましたね。時代が変わったと思うのは、多くの男性がダイエットに参入してきたことでしょうか。女性が見た目至上主義を手放すのではなく、男性が見た目で判断される世界に入ってきて、ますます外見は重要になってきました。昔は男性はそこまで外見で判断されなかったように思います。今は就職にも関わってくるそうですね。「人は見た目が100%」というドラマまで出来る時代で、ますます摂食障害も広がってるのではないかと思います。外見至上主義と摂食障害については、いま皆で考えてもいいテーマではないかと思います。
摂食障害…自分も患ったけど考えさせられる1冊だな〜
太っている主人公が太っているということから心まで汚くなって自分を卑下してまわりから馬鹿にされるというありきたりな物語かと思って読み始めたのですが・・・最初から最後まですっきりしません;;まわりの誰一人味方はなく無駄な登場人物に振り回され末路は・・・的な展開にイライラした上、終わり方も微妙です。踏んだり蹴ったりすぎる主人公は閉じこもり、さらにそれを覆す展開もないです。更に残念なことにこのページ数で無限レンタルしかないのも残念。やせて綺麗になって見返してやる物語を期待してしまった私にはがっかりでしたw
主人公の会社のリアルなクソ人間はなかなか面白かったですが、漫画全体から、「いじめられるのはいじめられる方にも問題がある」という匂いがプンプンしました。普段はそんなものはいじめをする側のただの言い訳だと思っているのですが、この主人公を見てる不本意ながら、いじめられる方にも問題がある説も確かにある場合もあるのか?と思ってしまいます。救いのないラストの更にあとに、主人公がきちんと自分の心の肥満に向き合い、表紙のような姿に生まれ変わるぐらいの前向きさが欲しかった。結局ダメな女はダメなまま、というリアリティを漫画に持って来られると、無駄金使ってしまったなぁ〜という後味の悪さがハンパないです
心がデブになっているでドキッとしました。いろいろ考えさせられるお話でした
おそらくこういった女性は少なからず存在するのでしょうね。見た目ってやはり若い頃はとても重要になるますものね。色々思わされる作品です。
のこやマユミを馬鹿にして、他人事だと感じる人を私は信じられない。美しければそれでいいのか、けれど醜くては相手にもされない。中身を見てもらうにはある程度の外見が必要、とかそういう本音と建て前が胸に刺さって苦しい。美しさってなんなんでしょうか。
ちょっとよくわからない。見た目でそこまで陰口言うとか幼稚ですかw斉藤もなんだよ。ヘタレ野郎め。のこちゃんが何したんだよ。腹立つな
なんだかよくわからない。クズしか出てこない笑読み終わりってもイライラするだけ。
自らの近くにあるもの全てににじり寄り、依存していくその吸着性が大変気持ち悪くて最高。
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約20年ぶりに読みました。相変わらず面白かったです。ただ当時と比べると、摂食障害が世に広く知られるようになったので、割とよくある話しに感じました。20年前はかなり衝撃的だったんですけど。個人的意見ですが、安野モヨコさんは時代と密着した作家だと思います。その時代、時代の最先端の空気を切り取る作風かなあと。摂食障害は近年浮上してきた女性に多い問題ですが、この作品には当時色々考えさせられました。「女性は痩せてるのが美しい」という価値観は確かに社会全体や女性自身の心にあるもので、どこからが正常でどこからが病気なのか、どこで線を引くのか、病んでるのは痩せたがる人なのかそれとも社会なのか、ラストになっても出ない問いは私の心の隅っこにずっと残っていたと思います。ダイエットは社会的に推奨されるのに、摂食障害の側に滑り落ちた瞬間、社会の落伍者扱いされる、または太っていても落ちこぼれになってしまう。日本社会は女性の外見に本当に厳しい。女性もその厳しさを内心肯定していて、私たち自身の首を絞めているのかも。この本を若い頃に読んだおかげでもあるのか、一度も極端なダイエットに手を出さずに年を取りました。その間に納豆ばかり食べるダイエットが流行ったり、炭水化物を抜くのが流行ったり色々ありましたね。時代が変わったと思うのは、多くの男性がダイエットに参入してきたことでしょうか。女性が見た目至上主義を手放すのではなく、男性が見た目で判断される世界に入ってきて、ますます外見は重要になってきました。昔は男性はそこまで外見で判断されなかったように思います。今は就職にも関わってくるそうですね。「人は見た目が100%」というドラマまで出来る時代で、ますます摂食障害も広がってるのではないかと思います。外見至上主義と摂食障害については、いま皆で考えてもいいテーマではないかと思います。