レビュー一覧

「マッケンジー家」シリーズ第2弾。今回は前作「マッケンジーの山」のヒーロー・ウルフの息子ジョーの物語。前作では野性的な父親のウルフに比べると自己抑制に長け理性的で控えめな性格なように描かれていたジョーですが、今作では頭脳明晰かつ自己抑制能力に長けた点はそのままに、官能シーンでは父親のウルフ同様(むしろそれ以上？)に情熱的にヒロインを愛します。官能シーンに関しては前作よりも濃厚な描写なのも良かったです。ヒロインのキャロラインは天才物理学者。男性経験がほぼ皆無ながらもジョーに対する自分の気持ちをストレートに伝える性格は、ウルフの妻(ジョーの義母)のメアリーを彷彿させますね。推理シーンにおいてはキャロラインの頭脳明晰さがよく分かり、賢い人の頭の中はこのようになってるのかと感心しました。他のレビューにも書かれてますが、今作では前作では触れられてなかったジョーの悲惨な幼少期が書かれています。中盤から後半にかけて、国家を担う立場のジョーと、恋愛初心者のキャロラインとの間ですれ違いが生じ、読んでいてジレジレしましたが、ジョーの愛の告白の言葉がとても良かったです。ページ数も長すぎず短すぎずで、一気に読み切ってしまいました。個人的には前作より今作の方が好みです。このシリーズは全冊制覇したいです。

私がリンダ・ハワードにハマったきっかけが、このマッケンジー家シリーズです。お父さんがお母さんを追いかけている頃の話では、このヒーローは年の割にとても大人びて成績の良い息子さんとして描かれていましたが、今回はすっかり大人のたくましい男性として登場しました。ヒロインは美人でしかも頭脳明晰！ヒーローは最初からメロメロでしたね〜。

待ってました！マッケンジー家の長男ジョーのお話。弟妹の話からマッケンジー家の話にはまり、父ウルフやジョーの話が早く読みたいと願っていました！そして、期待を裏切らない熱く躍動感のある内容でした。これまでの話では伺いしれなかった、ジョーの厳しい過去も明らかになります。ヒーロージョーのことばかり書きましたが、ヒロインだって、頭脳明晰ながら根性もある、飾らない素敵な女性でした。おススメです！

ずっと読みたかった長男の話が読めて大満足です。マッケンジー家の男性は皆、知力にも体力にも恵まれ、大切な人を大切にする誠実さを備えたパーフェクトヒーローで、小説らしい夢があって良いです。

読んでみてハードボイルド小説かと思いました。男性が書いてるみたい。なおかつハーレークインであるホットシーンも濃厚でいいし、文句なしと思いましたが１つだけ。ラスヴェガスでヒーローがあるものを一箱持ってベッドサイドに置きますが、ふかしすぎだろと思いました。35歳なんだから無理無理。足りなかったら下の売店で買うってまあ、、、。旅先なんだから2.3個で十分。実際あまり使わなかったみたいだし。そこだけ納得行かず星１つ減点です。

楽しみにしていたジョーの話が読めて嬉しいです。マッケンジー家の男達は本当にナイスガイ！！かなり昔に読んだので忘れてたけど‥ヒロインが天才で綺麗でチャーミングって なかなかないよね。冷静沈着なヒーローもメロメロになるってわけだよね！

本当か?仕事が超できるヒーローの言葉とも思えない。

数年前にマッケンジーにハマった頃に読んだら、星5個だったと思うけど、今はなんとか読了した感じ。なんていうか、隙間を埋めた作品っていう感じがして、予想通りすぎてそこが辛かったです。

この作家さんらしいﾋﾛｲﾝ、ﾋｰﾛｰ。ｷｬﾗｸﾀｰは好き嫌いがあると思いますが、私は好きでした。