レビュー一覧

表紙、内容紹介、サンプル買い。サンプルがスマホで110ページもあり、こんなに無料で見せてしまって大丈夫なの???と、大きなお世話だとは思うのですが、ちょっと心配してしまいました。でも、購入してみたら703ページもあり、心配する程でもありませんでしたw。ページ数は多いのですが、空白行(改行)が多いので、思っていたより短時間で読み終わりました。ページ数を稼ぐ空白行というよりは、読み易さを重視した空白行といった感じで、誰の台詞か判らない???と言ったコトもなく、非常に解り易く読み易い文章で、サクサク読むことが出来ました。 本気で人を好きになったコトがない.優しく穏やかな攻めと、トラウマ持ち.ピュアで健気な可愛い受けの、ストーリー重視のお話。受け視点と攻め視点のお話があり、2冊分のBLを読んだような気分になりました。どちらのお話にも当て馬が登場し、受けがモヤモヤしていたり、攻めが嫉妬から、普段は穏やかなのにガルルルルな態度になってしまったり、お互いの想いがすれ違うトコロが面白かったです。でも受けは鈍感過ぎると思うw。基本、甘々なストーリーで、星や星座など、乙女な少女漫画みたいな雰囲気も感じました。エロは一応有りますが、攻めの雰囲気通り優しいエロだったと思います。 さがのひをさんのイラストが凄く丁寧に描かれていて、とても好感が持てました。

作家様買いです。割と毎回、受けさんがとことんネガティブなんですが、読んでいて不愉快にならず、すぐに感情移入して同調し、一緒に乗り越えていく感じに病みつきになっています。カップリングが成功して幸せになっても、基本のネガティブさは残っているのですが、不思議とそこにリアリティを感じます。甘々はとことん甘々です(笑)ただ、不幸な受けが溺愛されてハッピーエンド、で終わりではなく、これからの二人を応援したくなるような、そんな読後です。

トラウマ持ちはよくあるのですが、受けも攻めもこの作品だからこその柔らかさがあります。受けの元同僚はクズですがその彼女が良い人でした！些細なからかいのつもりでも受けとる側はそうじゃないという大切な事を重くなりすぎない感じで表現されてるなと思いました。

読んでいて胸が痛くなるような場面もありますが、手を取り合って歩いていける人がいるのは幸せだなと思える作品でした。

とても素敵なお話でした。結ばれて終わりではなく、その後のお話も続くので大満足。アホ最悪な元同僚も、彼女さんがちゃんと落とし前つけてくれてすっきり。

作者様のファンです。図書館で働くトラウマ持ちの乙矢が、優しい柊吾さんと出会い自分を変えようと頑張る姿が愛おしかったです。柊吾も乙矢を溺愛していて非の付け所のない恋人なのですが、乙矢以外には冷めてるところを見せるのも良かった。悲しい話ではないけど、二人がお互いと出会うまでの境遇を思うと泣けてしまった。とても心暖まるいいお話です。

すごく良かったです。応援したくなる2人でした。

この方の「金色の祝祭」が大好きで、この方の作品を読み漁り中です。私自身がコンプレックスがあり、外面はいいのに内心は極度の人見知り、人嫌いの為、トラウマで外界を遮断したくなる主人公の心に共感できます。主人公2人とも、心の傷を抱えていて、この人しかいないと言える大切な人に巡り会えてよかった。

図書館員さんとこんなにコンタクトとったことんしです。

切なくて甘い作品。ゲイ×ゲイなので恋愛感情を持つことに違和感はありませんでしたが、受けのピュアさが好みではなく。ゲイゆえにアウティングに苦しんだ過去などしっかり描きこまれてるのに、なんだろう？後半の攻め目線パートでは受けが初心女子のように感じてしまって楽しめませんでした。