レビュー一覧

よくぞここまで自己分析をなさったな、と。凄まじい自己分析。読んでいて苦しくて目を背けてしまった部分もあるけれど、これこそ今の私に必要な本でした。ありがとうございました。

何冊かこの方の本を読んでいるので、確かに内容やオチのつけ方は他と被るところがあるのかな、と。でも私は、作者さんのシリーズの中でこの本が一番分かりやすいと思いました、気になるならとにかく最後まで読んでみるべき。類い稀な才能を持っている人であると思います。読んでいてあるある、という心の痛みは誰しもが感じるのではないでしょうか。しかしそれにしても毎度毎度驚かされるのが、ほんっっっとうに頭の良い人だな、この人！今回も脳内で十人衆が生まれた時は思わず吹き出してヤバっと思ったけれど、自分の中にいる（と仮定された）その十人衆の出所をものすごく冷静に分析し、再配置し直している所で目からウロコどころか頭の毛が全部抜け落ちるくらいスッキリしました。専門家の力を借りず自力でここまでたどり着くにはどれ程の妄想力・本質的強さ・努力が必要だったろうか。これは誰にでもできる事ではない。生まれ持ったものかも知れないし、もしかしたら彼女の嫌っている自身の幼少期の環境によって育まれたものかも知れませんが、とにかくこの方の唯一無二の魅力だと思います。

やばい、何度読み返しても気づきがある。誰かにイライラしたり自分に自信がなくなったりしたらまた読みたい。

自己肯定感が低い人の典型ですが、それをきちんと自己分析して作品にしているのは素晴らしいです。しんどくなる人が多い内容ですが、読む価値はあります。

隠れビッチの時もそうだったけど、途中から文字が多い。キャラも多くなって読みづらい印象を受けました。最後は自分を認めるEND。漫画の運びが隠れビッチと似ていますね。最低な自分→自分を見つめる→自分を認めるもう少しシンプルに描くと読みやすいと思います。詰め込み感があります。あらいさんがDV嫁で読んでいてモヤモヤしました。田房永子さんの「キレる私をやめたい」の共通点を感じました。読んでいてスッキリはしない作品です。

絵はあまり好きではありませんが、ストーリー展開は面白いと思います。美大に行けなかったことにコンプレックスを感じる必要はないと思いますが、自己肯定感が低いと、そういうふうに思ってしまうのかもしれないと思いました。

学歴コンプレックスや「あの時ああしていれば」と思う時もあるので、読んでいて共感できました。作者自身もこのエッセイを描くのが辛かったみたいで絵柄に表れています。個人的にパロディは読んでいて寒い。Ｂ子のキャラが強烈すぎる。

悩んでしまうな、幸せになれないとイライラするよ

絵が少し雑なのと、小さな所に沢山の絵や言葉ただただ読みづらさを感じました。自己分析のみの本って感じでした。勿体なかったです。自己満足御苦労様でした。

人の性質はどの角度から見るかでよくも悪くもなる。その性質との付き合い方のヒントが見つかる本。自分の短所を良く見つめて、長所に置き換えて考えたり、短所と長所をどう組み合わせて考えたら健全な思考に至るか、よく考えていて苦しい中からもがきながら頑張られたんだなと思った。