レビュー一覧

ステキな作家さん、見っけ！読後はそんなワクワクした気分になりました。すっかりファンです。アンドロイドものってどんなものかとはじめて手を出しましたが、コレは設定もストーリーも秀逸でとてもよかったです!! もっと大勢の方に読んで楽しんで欲しいなと思いました。ノエは表情に乏しいアンドロイドながら健気で、佐我くんも心優しい青年で、異端とされる恋だとしてもふたりの行く末を心から応援したくなる優しいお話でした。二条博士も良い味出してますね。作中に登場する博士とミイオのお話にも興味が出たので、そちらもすぐさまポチってみましたが、予想以上にとてもよかったです。ノエとミイオの会話の意味が解ります。ぜひとも２作同時に、出来ればこちらから先に読んでください。何倍にも楽しめますよ。

「火曜、25時の恋人」以来注目している作家さん。これも、割とありがちな題材をうまく自分色に料理してると思います。セクサロイドゆえの長所も短所もよく作りこまれていて、その世界観が違和感なくストンと入ってくる。「セックスするために機械の長所をドブに捨てている」一方で、頭にもセンサーがあるため「気持ちいい」と喜ぶ洗髪シーンは何か深みがあってとても良かった。アンドロイドと人間の恋ならおなじみの、「先に人の寿命がきてしまう別れ」までいくのかな、と思いつつ読めば、ラブラブなハッピーエンドでほっこり。まあこのままの流れで「永遠」に昇華する愛を寓話っぽく描いてくれても、私はきっと素敵だなと思うに違いない。次作にも期待です。

人間を模して作られている人型(アンドロイド)に人間の有り様を見せられ、人間とは何か…つい思い巡らせてしまう。端的に言えば、単に人型と友達になりたかった佐我(ヘテロ)が、男性型もセクサロイドも関係なくnoeだから、という愛情を抱くまでのお話なのですが、そこに至るまでの描き方はとても丁寧で、人間に対するのと同じ優しさや温かさも、どれほど同じに感じても錯覚でしかない切なさやもどかしさも表現されています。作者のアンドロイド愛が伝わる、じわじわ引き込まれる作品です。

展開は読めるけど、それでもなお面白かった。ノエが純粋で、純粋な故にあちらの方に積極的なのだけど、セクシーなのに可愛いくて、サガがメロメロになるのも分かるというか…。サガもいい奴だし。欲を言えば、サガの無自覚に人たらしなところを、もっと客観的に描いてもらって、嫉妬に戸惑うノエとかも見てみたかった気がするので、満点にはしませんでした。あと少し山が欲しかった感じです。

お得キャンペーンと、レビューの高さが気になって購入したのですが、大当たりでした！！アンドロイドのお話って今まで、どうにもハッピーエンドとは言い難いなと思うことが多かったのですがこちらのお話は、途中読んでて痛たそうな描写とかありましたが、そんな事を思う間もなく夢中で読み終えてしまいました。嵯峨君もノエ君もお互いをすごくすごく大事にしてるとこもぐっと来たし、二条先生の存在とか、家事専用アンドロイドのミイオ君とか、アンドロイドのクリーニング業とか、近未来？の日常もすごく面白かったです。ぜひぜひ続編を！！

名作の予感！絵もストーリーもとってもレベルが高いです。アンドロイドに快感や痛みはあるのか？未来の世界観も素晴らしかったし、人間とはちゃんと区別のつくアンドロイドのパーツ感などの描写も丁寧で素晴らしい。

表紙見て一目惚れでレンタルしました(^.^)大当たりでした。ノエさんが実際には表情が無いのにコロコロ表情を変えているのが分かってめっちゃ可愛いです(^_^)嫉妬心もどれが嫉妬なのか分からないだけで本当は嫉妬してるんじゃないかなぁとエリと佐我のやり取りを見てるノエを見て思いました。心残りは長髪のBLが大好きなので佐我と長髪のノエさんのラブラブが見られなかった事です(>_<)

アンドロイドのノエと人間サガの恋の物語。近未来的な世界で、アンドロイドと人間が一緒に暮らしている。ノエとサガが、人とアンドロイドの垣根を越えて愛情を育んでいく過程が、丁寧に描かれていて共感できます。書き下ろしもすごく良かったです。

一本の良質な映画を見たような読後感。アンドロイドが人の部分と機械の部分がとてもいいバランスで愛おしく描かれていて、アンドロイドが普通にいる世界観や絵が醸し出す雰囲気とともにどっぷり作品世界に浸れました。もっとずっと読んでいたくなる作品。きっと定期的に読み返したくなると思う。

アンドロイドが受けな作品を読みたくて吟味せずに購入しましたが、とても面白かったです。故障で笑えないながらも、顔を赤らめたり焦ったりと案外表情は豊かで可愛いです。メカの部分と人らしい部分のバランスが良かったなと思いました。人間と機械の恋愛ならではの葛藤や、それを乗り越えたラブラブもあり…と悪く言えばベタな展開ですが、個人的にはそんな王道が好きなので大満足です。