レビュー一覧

『ドリアン・グレイの肖像』がベースになっていて、あまりひねりもないけれどストーリー展開は悪くないです。ただ、絵柄が色気のある…というより、幼いというか清潔すぎる感じなので、もう少し耽美的な絵だと印象が変わるかも。普段BL読みの私がコレを手にとったのは、ホモシーンが出てくるからですが（笑）、できれば原作にそってその辺り深めてくれるともっと好みだったかも、です（笑い）。

いつもは　軽快な男女たちの恋愛作品なのに、この一冊は　重かったです。悪くはなくって、ちょっと　ビックリしたけれど、納得のいく内容でした。

昔、書籍で読んだことがあり懐かしくて購入しました。ジェットコースターロマンスで最後まで読みごたえあり。絵も綺麗だしドラマのような台詞や、複雑に絡まった物語の展開も面白かったです。一人の美青年が運命に翻弄されるストーリー。鍵となる女達の存在が恐ろしくもあり哀しかったです。

花田先生のお描きになる美しい男女の狂宴に招待されて 舞台を見ている気分でした。背筋が ゾッとして、途中から 悪い事しか起こる気がしなくなりました。それでも、最後、心が休まったのは、倫の凛とした存在でした。

救いが少なくて、ひどい話で読むのが辛い。透を不幸に引きずり込む悪魔を退治してスッキリさせて欲しかった。

作家さん買いです。思っていたよりも良かったですが、少し悲しいお話でした。

衝撃的でした。花田先生の美しい男女の狂宴って感じで　背筋がゾクってしました。それでも、最後、心のざわざわがなくったのは、倫の凛とした存在ですね。

罪深いほど夢見る純真少年が、はめられて闇に堕ち、それから、の話。レディースコミックとしてもBLとしてもサスペンスやホラーとしても好みが分かれそう。最後のシーンはどうなるのかなって思いますが。