レビュー一覧

前作『愛を乞う』ではストーリーが唐突にブツ切りされて「…続く」となっていたので肩透かし感が半端なかったのですが、この作品でようやく完結。前作と合わせて続けて読む事をお勧めします。愛のない家庭で育ち愛情を信じずに生きてきた主人公篠森が、タイトル通り百合永を通して「人を愛し、愛される」という感情を知るのです。前巻から続いていた恩師の死の真相にたどり着く過程もなかなか面白かったのですが、何よりも“変態指サックマン”百合永の全くブレない変態性…いや、篠森に対する真っ直ぐで深い愛情が良かったです。まさか指サックが御守りになるとは。もう指サックは百合永の身体の一部… 前作もエロエロでしたが、本作は更にHシーンがパワーアップ。潮吹き、S字◯腸攻め、ア◯ルパール…と盛りだくさんの上、「ぐぽっぐぽっ」「にょろにょろ」「ぞろんぞろん」「ぬぶっ」「ずりりりり」（…以下続く ）とちょっと変わったオノマトペにあくまで品のある百合永の言葉遣い。普通ならちょっと引いてしまいそうですが、前巻で充分に変態サックマンの上品エロを知っているだけに「愛なのね～」と納得してしまいます。小山田さんの美麗なイラストがこれまた華を添えてきて眼福でした。

紙媒体も買ったけど、続き物なので、また探さなくてもすぐ読めるよう電子も買いました。恋愛と事件と濃厚なエロが良い具合に絡んでいて最高に面白いです。続き物の分内容が濃く、エピソードと伏線がしっかり回収されてて読みごたえ有り。コミカルな部分と深いテーマが実にうまく絡み合って詰まっています。どすこいのジャンボうさぎ玲於奈もますますいい味出していて、華麗なイラストも更に素晴らしい! 期待していた電子特典SSが付いてなかったのだけが残念でした。ぜひ番外編とか出してほしいです。

前作で続きを読みたいほどのボリューム感はなかったなんてレビューしつつ、やはり続きは買ってしまいました……。感想としては可もなく不可もなく。やっぱり一巻でうまく収めた方が締まりがあって良かったんじゃないかなあ。前巻と同じような流れで何となーくー終わりました。イラストは変わらず美麗です。

攻めの百合永の献身的な愛が良かったです。 なかなか自分の気持ちを認めれない受けに対しときに強引に攻めるところが良かったです。レオナとの掛け合い面白かったです。

「捜査官は愛を乞う」の続編、完結巻です。完全な続き物なので、前巻から読んだ方がよいと思います。前巻では愛を信じずに生きてきた主人公が、愛を認め、求める…と言うのがテーマ。で、今作で愛を知ったばかりに、「愛」に関してはど素人の主人公。初体験の中、経験する事になるその愛の中にある苦しみ、そしてその愛の中にある喜び…。作者様の力量ですね、そういったものが実に丁寧に綴られていて、とても心を打たれます。良かった。

攻めの変態？なところが笑えて楽しく読めました。エロは控えめのほうが好みだけど、キャラクターが面白かったので良し！

「捜査官は愛を乞う」の続き。相変わらず変態指サックマン百合永氏のぶれない所がツボにはまります。巨大ウサギの玲於奈の存在感も大きくて受けの影が若干薄いかも…

前巻に比べ格段に面白いです。スーパー攻めなのに変態具合がイってて笑えます。どこまで本気でどこから冗談なのか分からない攻め。でも全部真剣なんでしょうね。翻弄される受けが気の毒と言うか、開き直ってると言うか。うさぎとの小競り合いがかわいいです。満足。

前作を読んでから読むことをお勧めします。前作の全ての布石が回収されスッキリしました。

前作からの伏線回収もされ、スッキリとした読後感でした。