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真綿の王国
4.0
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hinoさん
3
2018-05-20麦ちゃんは可愛い。がしかしラブが足りない。龍之介が嫌なわけではないけれど絡みすぎてラブの成長過程を横取りしている気がしてしまってモヤる。麦ちゃんが悪いわけではないけれど龍之介に頼りすぎ。徹太も無表情で無感情過ぎてもうちょっとデレて欲しかったりする。いつもの無表情キャラと天然キャラと大騒ぎキャラの取り合わせなんだけど、麦ちゃんが自覚していないぶん龍之介といる時の方がイキイキ見える時があったりしてアレ？って思う。わけわからんがなんだか幸せ気分になる他の話よりわかりやすい設定ではあるものの話として多幸感はイマイチ。人間/ヌイグルミを自由に簡単に変身しすぎなのもウーンって感じでした。
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やだーー、超かわいい〜〜。とっても楽しめました。真綿の王国、存在は知っていましたが、なんか自分には合わないかなあと読まずに来たことを後悔。麦ちゃんの可愛さに文句なしに癒されますが、意外にも時々切ない気持まで味わえます。麦太は撤太のウサギのぬいぐるみで、人間にも変身できるというファンタジーですが、撤太の弟も、隣人の龍之介も、それを当たり前に受け入れているからか、読者も普通に受け入れることができます。魅力はなんといっても麦ちゃんの可愛さとけなげさです。麦ちゃんは綿でできているから難しいことは理解できず、ただただ純粋無垢で、撤太の幸せだけを願っていて、そのために眠り続けたり、撤太に恋人がいてもいいと思ったり、自分は人間になると撤太に対して欲張りになるからもう変身しない方がいいと思ったりするのですが、その一途な姿にグッときます。そして友人龍之介、彼はホント愛すべきキャラです。麦ちゃんと撤太だけの閉ざされた世界ではなく、龍之介がいてくれることで、このお話はものすごく広がりを持って、面白いものになってると思います。夢のある可愛いお話でした。