レビュー一覧

初めは、異質さに引きつけられ魅了されていましたが、途中から展開に引きつけられ見方が変わりました。最初からそうでしたが、この漫画は凄いです。

つい興味本位で購入してしまいました。怖いです。でも、壊れる前に自力で立ち上がろうとしてるので、次も読もうと思います。怖いですが。

広告で何度も拝見していて、ずっと気になっており年末読む時間がありましたので購入して先程読み終わりました。感想は一言で表すと、「哀しい」です。同じ境遇を持つ彼らですが、たどり着いた未来は全くの別物でした。前に進もうとするあいりと、いつまでも留まり続け苦しみに打ち勝つことが出来ず、他者に被害を加え続けることで快感を覚えてしまったひろかずはもう後戻りのできないところまで来てしまいます。あいりは父親からされたことや身近にいる母親から守って貰えなかったことへの復讐を「幸せになることが最高の復讐だ」と思いその気持ちを全力で夢に向けて生きてきました。それに比べ、幼少期から同級生には軽蔑され、母親からの嫌な行為に気持ちよくなることで苦しみから逃れられると言う結論を出してしまったひろかずは本当は自分の手で殺したかった筈の母が自殺をしてから",母の代わり"になる存在を探してしまいます。そんな事をし続けている時に、あいりという"母親の代わりになる代替品"になる女の子を誘拐し監禁してしまうところから物語は始まります。この作品では、親からの適切な無償の愛程、子供にとって必要なものがあるだろうか？と強く考えさせられました。私はまだ21歳で、人間の母親になった経験はありませんが、猫を飼育しており赤ちゃんの頃から愛情を持って大事に育ててきました。作中にあるようなことをこの子に出来るかと問われれば絶対にできません。人間と猫で違うかもしれませんが、愛する思いは変わらないと思います、その気持ちを何故自分の荒ぶった欲や感情のみで大切なわが子にぶつけてしまうのかが理解出来ず、気持ちが悪いなと思いましたし、主人公2人の両親がこんな人間でなければ、もっともっと素敵な両親ならば、何不自由ない生活で沢山愛情を注いで育てられていれば…とあいりがひろかずをダルマにしてしまった後に仮定の話をした時のように無意味なことを考えてしまわずには居られず泣きながら悶えました…。「俺を殺して元の人生取り戻すか、それがダメなら人間やめてくれ」このセリフを見てひろかずは本当は母親を殺して自分の人生を取り戻そうもしていたのではないか？と、感じました。怖くて悲しい作品ですがしっかり愛があって素敵でした

表紙の美しさ、妖しさに魅かれて購入しました。でも、これは、かなりの覚悟を持って読んだほうがいいです。しかし、気になって気になって……中毒性があります。幼少期からの性暴力の描写が、とにかく重い。怖い。途中、心を通わせる二人にじーんとして、うまくいってほしいと願いましたが、９巻あたりで急展開。ほんわかした二人で終わりたい人は、その前でやめたほうがいいと思います。彼のこれまでの罪が露見し、その罪の深さ故に、どうしても許せないと思います。彼女も、読者も。現在、とんでもないところで終わっているので、彼女が心配で仕方ないです。正直、これ以上、残酷な描写は見たくないです。作者さん、二人をもう助けてあげてください。

22話現段階で出でいる話を全て読んでの感想です。読後終わり凄くモヤモヤしました。とにかく哀しいそんな表現でしょうか。ゆーくんが好い人過ぎるので、このまま、ゆーくんと幸せになって欲しいですが、あいりにとってはゆーくんの優しさがとても、辛く、全てが裏目になってしまう所が読んでいて痛々しい感じでした。これからの今井が犬の振りをしているのかどうなのかも気になる点ではあります。読んでいてとても、緊張のする作品ですが、考えさせられる話だと思います。広告で気になって読んでみたらとても、はまってしまい、レビューを書く予定では無かったのですが、あまりにも読後の余韻が良かったので書かせて頂きました。ただ一点、軽い気持ちで読む作品では無いことは確かです。

旦那の思いやりが余計な事だと分るのはそう遠くないのかも知れない。良かれと思ってやってる事が裏目に出る感じですね。分って欲しいけど、分って欲しくないそんな内容だって誰だってありますよね・・・

最高に好きな作品。狂って歪んだ愛情。今後の展開がとても楽しみです^ ^

非常に胸糞悪い話なので賛否があるのは当然ですが、少なからず共依存の感覚が理解できる人なら感動するのでは。ここまでではなくとも皆さん家庭や大人に恵まれてばかりではないでしょうし。私は大好きな話でした。絵もきれいな女の子がどこまでも凛として美しいです。あいりちゃんにどうにか幸せになってほしいのと、気になって仕方ないので早く完結してほしい…！ゆーくんときちんと結ばれるほうがそれは幸せなのでしょうが、ひろくんとのズブズブな結びつきをどこかで望んでしまいます。現実ではないからこその幸せの形を見たい気持ちも抱いてしまい、そんな自分にもモヤモヤ。なんだか情緒を揺さぶられるすごいコミックだなと思いました。

主人公の生い立ちが徐々に見え隠れして、よりかわいそうに思えてならない。

衝撃的な内容な話でした。絶句。他の方が言われるように読む人を選ぶと思います。物語りと分かっていてもちょっと俯瞰して読まないとどちらかに感情が引っ張られてしまう。主となる登場人物一人ひとりにとって何が最終地点になるのか分からないところまできているなぁーと。どんな終わりになるのか最後までつきあうつもりです。ゾッとするぐらい非現実的な話だと思いたいですが、全部でなくてもどこかリアル感を感じてしまいます。