レビュー一覧

子供のときから作者さんが好きなので楽しめました。淡々とお話が進むので好みは分かれると思いますが、不思議な空気感がくせになるんですよね…

分冊のほうのレビューで、高橋留美子女史と絵柄が似ている、関係あるのか？・・・とのレビューがありましたが、作者のがデビューは早いです（作者・77年、留美子女史・78年）。それと留美子女史とマンガで関係あるのは師匠の故小池一夫大先生（子連れ狼などマンガ原作多数）が有名かと。閑話休題。母の不義の子で怪異に獲りつかれやすい主人公の少年が、様々な怪異を扱う無明師匠に預けられ、不思議な体験を重ねながら成長していく物語です。すっげーグロい話ばかりも、Gペンと筆を多用した作者独特な絵柄はどことなくユーモラスで、最後のひとコマふたコマでホロリとさせる話もあり、このあたりはやはりベテランならでは。中華風な世界観（舞台は日本）が諸星大二郎氏っぽいなあ。。など思ってましたが、あとがきを読んで”ニヤリ”。なるほどね〜。一時は女性主人公が多かった作者ですが、稲垣足穂ばりの麗しの少年主人公のが断然イイ！です。師匠と弟子、バディとはちと違いますが『高橋葉介の世界』を楽しめます。自分としては作者が未だマンガを描かれている、それだけで満点です。

この奇妙なストーリーを、こんなにほっこり描けるのは高橋先生だけだと思います。好き嫌いありそうですが、私はこの淡々と進む優しい世界観が大好きです。師匠はいつでもかっこよく、成長していく弟子くんは可愛すぎて、気づけばこの2人の関係がずっと続いてほしい気持ちになっていました。それだけに最終話は途中まで切なくなりましたが、素敵な終わり方でした。

怪異が出てきておどろおとろしいのに雰囲気はほっこりしてて、高橋葉介さん独特の世界観であいかわらず面白いです。お話の最後のまとまり方も良かった！

このあやかしの感じが好きですが何故かのほほんとしていてそこもいい。

作者が好きで購入。独特の雰囲気と絵が好きです。

コミカルで不思議でちょっと切ない感じが好き。姐さんの手の目ちゃん素敵！

絵も美しく、内容も凝っているのに分かりやすい。面白かったです。

筆絵の様な流麗なタッチ。随分とノスタルジックな雰囲気で、思わず懐かしー（のか？）とよくよく見ると、初誌が最近！？。なんか、嬉しいです。

不思議な感覚とちょっと寂しい感じの話です。