レビュー一覧

表題作以外は、戦争がらみの作品を集めた短編集です。戦争モノには向かない小綺麗な絵柄にもかかわらず、戦争の悲惨さが上手く表現されています。あとがきによると、ちゃんと体験者に取材をして描かれたそうです。なるほど！と納得しました。もの悲しい話が多いですが、多少の救いも用意されているので、全体的に読後感はさわやか。戦争モノが苦手な人にも薦められそうです。これでチケット１枚とはお得ですね。この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。

表題作品と河童の作品以外は戦争が題材で、時代に翻弄される登場人物たちが悲しいのですが、ラストに心が温まるような救いがあります。ずいぶん初期の作品もあるようで絵が安定していない作品もありますが、それ以外は問題ありません。高層ビルに引っ越したがる老婆の話がとても良かった。

ちょっと切ない戦争関係のお話ですが素敵なお話ばかりです。さりげない救いが残されているので、読んでて辛くはなかったです。キジムナーのお話の最後では、思わず泣いてしまいました。１チケットで読み応え十分！ぜひオススメしたいです。

戦争中の話がほとんどです。悲惨な話が多いですが、どこかに救いが残されており、どのお話も読後感は心に染みます。こういう漫画なら、図書館に置いてもおかしくないと思います。

ホラーと書いてあったので覚悟して読みましたが、太平洋戦争にまつわるお話です。切ないけれど、後味良し。お勧めです。

良かったです。短編集それぞれのキャラやストーリー、時代背景がちゃんと描かれていて、ホロリときました。戦争は遠い時代という印象だけど、確かにあの時生きていた人達がいたんだ、て。もっと生きたかった人、生き残って現在に命をつないだ人…。それぞれの気持ちが描かれていて涙でした。切ないけれど、最後は救いのあるラストで温かい気持ちになれます。

面白いとか、楽しいとかでは評価しづらい 戦争の話しを 取材した（作者さんのご両親など）だけあり、戦争の話しとはいえ 他のレビューでもありましたが どの話しも救いがあり 、ちょっと笑いもあるのはこの作者さんならではですね。後書きでなぜ 戦争の作品を手がけたかの理由もあり、この作品がしっかりした土台があるのがわかりました。

短編集なのですが戦争関係の話がほとんどですが、悲惨な面を心理描写でうまく描いてくれているので戦争ってこんなに嫌なものなんだなって、改めて認識させられました。悲しい話が多いのですが、どこか優しくて暖かい。だけどぐっとくるお話が多いです。戦争という重いテーマを、良い意味で爽やかに描いた作品だと読後に思えました。今この時代だからこそ読むべき作品なのかもしれません。

ほぼ戦争の時代(主に終戦前頃)の話で、短編集です。読んで良かった。この時代に生きた人達の苦しみ、国へ対する疑心や葛藤、そんな中にある幼い恋心。とても緻密に描かれていて、かつ戦争という難しい題材を重苦しく捉えている訳でもなく、とても読みやすい内容になっています。表題作も含めて、ほとんどの話で泣いてしまいました。この作者さんの作品はどれも素敵です。一読の価値ありです。

オズの魔法使いから来ました♪童話のお話しだと思ってたら、ほとんどのお話しが戦争のお話でした。戦争って残酷過ぎです…去年亡くなった祖父の弟さんの戦争の話を思い出しました…工場で働いていた所に爆弾が落とされて、友達が亡くなったというのを…戦争はもうおきてほしくないです！戦争を知らない私達以降の世代の人にぜひ読んで頂きたいです~。そして何故か全部読んだ事のある漫画でした…(;ﾟдﾟ)マンガ喫茶でも読んだ事が無いですし…この漫画家さんを今回レンタルするまで知らなかったので、私的には何故がいっぱいで不思議なのですが…多分友達に借りたんじゃないかと言うことにしておきます(>x<)っっ個人的にそらのはるかで最後泣いてしまいました…せつないでお話しです( ノω-、）