レビュー一覧

終盤から思いかけない展開になった。一応ハッピーエンドでホッとした。

表現として誤解を与えそうですが、「思ったより爽やかな物語だった」という印象です。恐らく主要人物たちが、異常性癖を持っている主人公を除いて善意の人だからだと思います(だからこそ主人公の異常性が際立つのでしょうが)。帝一の國を呼んだ後だから余計そう思うのかもしれないですが、ニッチな作風に反して「友情努力勝利」な感じも好きな作者さんなのかもしれません。悪く言えば胸糞感が足りないな～とも思うんですが、何の罪もないヒロインに不幸になってほしくないし、最後にちょっと遺恨を残すくらいがバランス的に丁度いいのかも。主人公の異常性を育ちに帰結しちゃうのはちょっと安易かなとは思いました。親に放任で育てられたからといってなかなか犯罪計画を企てるようにはならないと思うので…。もやる部分はあるものの基本的には面白かったので★4で。あとぽよ子ちゃんかわいいです。

映画版よりしっかり練られててすっごくよかったです！映画と漫画どちらもまだの方は、映画版だけミステリー要素を入れてるので映画版を先に見た方が両方楽しめていいです！

なかなか面白かったです。主人公を筆頭に登場人物みんな一癖ありますが、上手い具合に噛み合って話が進みます。絵柄がとても綺麗で、細かな背景や洋服の皺まで緻密に描かれており、その几帳面な感じが作品内容にピッタリで不気味さを助長しています。最後は含みの残る終わり方ですが、わずか2巻でここまで綺麗に纏めたのはスゴいと思いました。

インナーチャイルドを乗り越えるのは相当大変だということを、(いい意味で)すっきりとしない読後感とともに体感させられる話でした。どうすれば乗り越えられるのか、考えるきっかけを与えて頂いたことに感謝します。

何か読み進めて気持ちが悪くなる作品でした

いや～面白かった。ありえないシチュエーションですが、「これ実話だよ」と言われれば納得してしまうほど、違和感なく最後まで突き進みました。知り合いに臨床心理士やスクールカウンセラーがおり、登場人物に似たタイプです。古屋先生の作品のクォリティの高さに圧巻です！

9年間の執着がそう簡単に綺麗になるわけないよねーといった感じ。映画版も観たいです。

短いストーリーの中にハラハラが詰め込まれています。終わり方もいい感じに後味が悪く、続編を期待させる感じです。

生々しい感情が沸々と伝わってくるとてもリアルな作品だった。