レビュー一覧

最初の一巻を読んだ時は、｢面白い、続きを読みたい｣というよりは、むごたらしくてもう読むのはやめよう…と思っていたんだけど、大きな地震の恐怖を去年体験したばかりの私は、その時のことを思い出し、、やっぱりちゃんと目を背けず見ておこう、と思い全部読んだ。結果、今生きていられることに対する感謝だったり、防災意識も得られたかな。ものすごくリアルな描写に、目を背けたいシーンも正直沢山あったのだけど。主人公に守るべき人がいたのが救いでした。

自分が、自分達が、震災の時何をしていたか思い出しました。

スプライトをみたあとでして…。人の心の機微的にはこちらのほうが合わないんですけど作品はどちらも面白いです。

東京で実際こんな事があったらどうする！？という危機感と、認識の甘さを実感しました。しっかり一人一人が、今日この瞬間は無事だけど、災害なんていつ起きるか分からない、だから冷静に対処できるようにしよう。という意識を持っておくべきだなぁと再確認。カオス君の…は、ちょっとゾワっときました。がっこうぐらし！みたいな。でも良いと思います、そりゃこんな目に遭ったら狂うよ。…………ただ、残念なのが「腐女子」の使い方、違います。なにを勘違いしてしまったのか…バンギャ＝腐女子ではないのだよ…？

「心に残る漫画は？」ときかれたら必ず候補にあげる作品です。単にエンターテインメントととして最高に楽しめるのですが、物語の軸となる大震災に被災する主人公たちの行動、思いが、深く自分を見つめ直す気付きとなる作品です。また、中学や高校の教科書に取り上げられてもいいくらい、被災時の指南書としても学びになります。個人的には地元が主人公と同じエリアのためほぼ同じルートを実際に歩いたことがあります。あの風景がこうなってしまうのかと、胸がしめつけられました。ジンくん、なな子は無事に帰宅できるのか？ぜひぜひ最後まで読んでみて下さい！

おもしろかったけど、読んでて楽しめるような作品ではないかな。もうちょい明るい作品が個人的にすきなので。

この作品が３．１１より前に書かれていたことに驚きました。人間の不安、狂気、強さがよく描かれていると想います。

リアルな感じが伝わってきて良かったです。第2弾避難所生活もあると嬉しいです。

震災について考えさせる作品です。最初は48時間のセールでレンタルしましたが、思わず完読。他人事のような震災のニュースが、もし自分の身にと考えた時に自分は何の準備ができてるのか。何も準備ができてないと気付かされます。子供を守ること、家族の安否。いざ自分の身に起きたと想定してどんな行動を起こすのか1度考え直そうと思いました。絵の好き嫌いははっきりしそうですが、読んでよかったと思います。

後半の方が人間の心理を良く描けていてリアリティーがある。悪徳宗教や不満の矛先を向けるスケープゴートを求める所。ネット上にも「女は得してる、ずるい！」的な偏見は蔓延っているのでああいう魔女狩りのような事は十分に起きうると思う。救われる結末で後味はいいが　あんなに簡単に暴徒が改心する？という疑問点が。でー１。