レビュー一覧

１９２０年代という、ラブクラフトの世界を少しプラスアルフアした作品であり、原作を読んだ経験からも評価できる。エピローグも楽しいです。

素朴なペンタッチによる描写だが、それが読むほどにストーリーに馴染んで心をざわめかせる好編。最初にサンプルで絵を見たときは「これでラブクラフトってどうよ？」と思ったけど、存外悪くないです(笑)。原作の結末だと怪異の実態に触れてしまった人間は大体「途方に暮れるか発狂するかの二択」だったりしますが…うーん、イマドキはやっぱりこっちの方向を選択する羽目になっちゃうんだろうか？(笑)。「俺たちの戦いは始まったばかりだ！」で、第一部・完(笑)。続編、どっかで描いて欲しいなぁ。