レビュー一覧

王道のストーリーですが、捕らわれて体だけ繋げてからという展開にならず、ゆっくり丁寧に話は進みます。攻めの王の愛情は早くから明らかですが、受けの洗脳が解けてお互いの気持ちに気がつくまで待つ度量があります。受けは酷い生い立ちですが、賢く気高く男前な性格で、好感度大。

可哀相な受けを暖かく見守る攻め。王道だけど、それがいい。

あらすじで、おおまかな筋書きはわかってしまいますが、過酷な待遇を受けながら、それも影響して少しずつ洗脳が解けていくのが読み取れて、ハピエンに向かうのが良かったです。ほぼ最初から攻めが受けを愛しすぎてるのが理解しにくいです。タイトルがいまいちなので損をしてるかな〜。中身は予想よりは面白みがありました。

なんか微妙。展開は読めます。ラストも簡単に想像がついてしまうのが、、、。なんか勿体無い感じがしました。

「そらのだいじな…」作品で気になった作者さんだったので読んでみました。受けが悲惨な環境で育っているのは同じなのですね。で、攻めは人望あり、自分の考えを押し通し、受けを好き過ぎるのも同じ。でも、こういうお話しは好きなので☆4つです。

面白かった。影武者として育てられた王が現実を敵国で理解する。物語がしっかりと作り込まれている。読んでいて楽しい。

このお話、どう着地させるのかドキドキしましたが、上手にハッピーエンドです。攻めのスパダリ安心感が凄いです。セックスまで時間掛けますが、モフモフを手懐けたりするので飽きません。絶世の美人受けが周りを翻弄しちゃう続きが読みたい。

受けがツンデレで可愛い。攻めが一目惚れで相手を大事にしている所が凄く良かったです。受けは不遇な人生だったけど気概があり、間違っていることをきちんと受け止められる賢い人でとても良かった。攻めの執着を鈍感力で逆に振り回すところも微笑ましかった。受けガナヨナヨしてる感じでないのが好きなのでとても良かった！

面白く読みました。この作者さんの小説は、受けの振れ幅が大きくて、あとがきにもありましたが「不憫」「健気」をキーにストーリー展開するものが多かったので最近は、遠慮していました。ちょっとあざとく感じてたので・・・。でも、今回は受けも攻めもみんな生き生きして良かったと思います。お薦めします。

とてもよかったです！中華や歴史物BLはグロかったり、周りが理不尽に死ぬことが多くて、、メインカプが結ばれても読後げっそりすることが多いのですが、そんなこともなく勧善懲悪で気持ちよく読めました。何より、長編BL小説はキャラブレすることが多いのですが、最後までキャラクターとしての芯があってHシーンにもそれが出ていてしっかり作られていると思いました。着地点も不満はなく綺麗にまとまっていてとても面白かったです。