レビュー一覧

☆4.5。フラワーコミックスということで話題になった本作ですが、がっつり性描写もあるれっきとしたBLです。普通のBLでもこれよりもっとえっちの少ないものもたくさんあるくらいなので、普段少女漫画しか読まない方にはどうなんでしょうね。ただし局部描写はなく、BL的にはおとなしめのエロです。受けの新見は、相手をゲイの世界に引きずり込む後ろめたさ、ゲイバレや去られることへの恐怖などゲイならではの葛藤を抱える一方、攻めのノンケ澤根は新見を可愛いと思う気持ちが恋愛に発展するのか確かめたいと、真っすぐに新見と対峙する正直な男。私は何と言ってもこの二人がお互いに誠実であろうとする姿勢にキュン…。こういう真面目な主人公には弱いです。あとしがみつく受けが可愛いのもポイントだな〜。評価迷いますが、また読み返したくなったので5にしときます。

主人公の複雑な心理が上手く描けていて切ない系では久しぶりにのヒットでした。作家さんにはまたBLを書いて欲しいと強く希望します。

１巻は良かったけど、２巻が…。差別を無くそう運動みたなのが、鼻につく。オープンゲイの後輩が、もっと当て馬的にグイグイきて、澤根の鉄仮面が崩れるところが見たかった。オープンにしようが、クローズにしようが、個人の問題なので、安易に自分もってのは、ちょっと浅はかかな。ゲイを受け入れられない人は、どうやっても受け入れないだろうし。だからって、イジメは良くないが。オープンにするにしても、やり方があるかなと。２巻は、澤根が陰で支える存在になっていて、なんか印象が薄い。もっと、二人中心で話が発展していけばなぁと少し残念。

色々なシチュエーションの作品を読みそれぞれ楽しく読んでいた中で出会った、水面に静かにさざ波が広がっていくような作品でした。読んでいてキュンキュンするし、直接的な描写がないにも関わらず十分にエロい。ここで読んで気に入り紙媒体でも購入しました。その後も描いてほしいし、他のBL作品もぜひ読んでみたいです。

いやー、きゅんきゅんしました。これが少女漫画誌で連載なんて衝撃です。控えめながらちゃんとエロもある紛れも無いBLなので、これで目覚めちゃう人もいそうですね。前半なかなか新見が素直になれずヤキモキしましたが、ゲイ高校生の心情はこんな感じかなと思いました。2人とも高校生らしい純粋な男の子で、学ランの中に伸ばす手がこれまた堪らなかったです。題名がとてもいいと思いました。

続巻が出てるの知らなかった…うーん、２巻６話までで私は充分。ゲイの新入生が来てからはとっ散らかってます。個人的に「もうほっとけばいいのに」というノレナイ感でいっぱいで、当て馬の距離の詰め方や何かと押しつけがましいのもかなりの不快感が。生徒総会でのカムアウトなんてもうワケわからん。それは個人のアイデンティティに関するデリケートな告白というより、「僕はゲイの子を拒絶しない」という決意表明と、ゲイいじめの犯人を誘き寄せるエサ撒きの意味合いのが強い。わざと殴られて犯人脅すとか、この漫画どこを目指すんだろう…と呆然としました。二人の愛情がより深まる…みたいな描写がその時々で挟まるけど、テーマ的にまとまりがなさすぎて私にはちぐはぐに思え、いまいち乗れなかった。１巻のみだと☆4.5くらいだったが合算で☆３。完結…なのかなぁ。これ卒業後もありそうだけど、また変な当て馬が出るならもう読まないと思う。メガネ会長が癒しだったよ…。

「少女漫画にＢＬが」という話題性を除けば、ごく普通のＤＫものだと思います。その雑誌の読者には男同士のエロを見たくない人もいたんじゃないかな？逆の立場で、ＢＬ雑誌に少女漫画が混じったら私は嫌ですけどね。１巻は普通に良かったけど、２巻はゲイ差別と闘う活動家みたいになってて、説教臭く感じてしまいました。

少女漫画を描いている作者さんなだけあって話も読みやすいですし心理描写も上手いですしキャラクターも綺麗でした。

んー、コレが少女マンガ誌に掲載されてるのかー。時代は変わった…。みなさん書いてるように２巻の主人公のいい子ちゃんブリが、腐った大人にはどうにも…。掲載誌的に腐女子でない若い子たちへの啓蒙活動なのか？２巻の新入生エピソード入れず単なる溺愛マンガにしといてくれれば、まだフツーのDKものとして楽しめたのにー。

2巻の途中までは良かった。攻めの自分を貫くキャラが好きで、受けも可愛くていい。ただ、全校生徒にカミングアウトの話が残念でした。それまでは良かったです。社会人になった二人を見てみたい。