レビュー一覧

αのルサの献身的な一途な愛が魅力です。さらわれて奴隷に売られたΩのシュイの扱いが気の毒過ぎて辛い。３作の中では３番目かな・・・

シリーズ3作目。虐げられて育ったせいか僻みっぽかった受けが、攻めの献身的な愛で少しずつ心と身体の毒が流されて本来の美しさが戻ります。まさかの両親との再会シーンは涙がでます。泣き虫シアが5人の母親になっているのも感慨深かったです。私的には2作目が好きですね。

シリーズ物です！「リュカオン～」読まれてからのが楽しめます！ルサが大きくなって、当たり前のスパダリ感が良いです！シア×イズマのその後も少し読めて嬉しかった。ルサ以外に沢山の子供に恵まれて良かったな！と。

まさかお坊ちゃまが主人公で続編が出るなんて・・・！不思議な世界が段々広がりを見せていくのも面白いです。オメガちゃんのマイナス思考というか卑屈っぷりが、虐げられていた人たちのみせる普通の反応なんでしょうね。可哀想でした。

祝3作目。これで、黒、白、紅、の3国が揃ったのですね（時代は少しズレてますが）。お話は、終始安心して読めます。脇役の2人も気になりますし、白国でのお兄ちゃんのその後の頑張りも見てみたい。

シリーズ３作ともアルファのスパダリ感がすごい。オメガはそれぞれ個性的で、個人的には素直なシアが可愛くって可愛くって。アルファはオメガ無しでは生きられず、オメガがとても大切にされていて、それが国民みんな知っているというのは他のオメガバースの話では読んだ事がなく、素敵な考え方だと思いました。

ルサ大きくなったねー！立派になって…と親目線で楽しみました。

あーーー終わってしまった！！という気持ちでいっぱいです。シリーズ三作目のこの作品。今回は一作目の主人公の息子、ルサが攻めで、舞台も白国ではなく赤国ですが、前作の雰囲気がしっかりと引き継がれていました。この作品は、あっさりと終わってしまった感じがしてほんの少しだけ物足りなかったです。長さは十分にあるのですが、前作と比べて大きな盛り上がりがないというか、ほのぼのした描写が多めでした。主人公が危険に陥ったり葛藤したりすれ違ったりする話が大好きな私には物足りませんでしたが、安定感があるお話がお好きな方にはシリーズの中でこの作品が一番おすすめです。物足りないとは言いましたがそれは私の好みの問題で、ストーリーやキャラ構成などにおいてはあとがきに書かれていた通り妥協は一切見られず、流石だな～と感心するばかりです。特に私はイズマの面影が色濃く現れているルサのスパダリ感がすごく好きでした。シュイのためなら嘘をつき続ける危険な仕事をすることも、治験が十分ではない抗誘発剤を飲むことも厭わない。やっぱり若くて未完成でもイズマの息子！って感じです。辛い思いをたくさんしたシュイがこんなに素敵な番と出会えて幸せになれてよかったです。先生には同列の小説をあと何巻か出してほしいです！絶対に読みますから！

シアちゃんの息子ルサが大きくなって番のシュイを見つけ、思いを遂げるまでの話ですが、前２作ほどドキドキしないのは、カプのどちらももひとつ個性が弱いような...子供ができてからと、シアが５人目の子供を産むＳＳは良かったけど。

良かったです～！リュカオン～も、アルテミス～も、それぞれ素敵な受けと攻めだったので、こちらも迷わずポチっと。外れなく素敵なお話でした！オメガが辛い目にあう設定のオメガバースはありふれてますが、このシリーズは、辛さからの救いと再生の過程が、凄く暖かで綺麗なんですよね。スパダリの溺愛が、ちゃんと的を射ているというか…オメガ無しに生きられないから、全力で奉仕するアルファという、腰の低さがほっこりします。今作のルサ君は特に若くて未熟なため、そこがまた素直に一途で可愛かったです！