レビュー一覧

最後まで読めば、きっと攻の良さが判る筈だ…！と信じて最終巻まで読みましたが、さっぱり理解出来ずに終わりました。『極上の男』になるためのプロセスであったろう、「モデルの仕事」に対して、「これからは真面目に取り組む」とかを物語の最終に言っちゃ台無しなのではないでしょうか。モデルの厳しさ、楽しさ、挫折、達成感などを乗り越えての描写があってこそ、あの我儘王子がなんとイイ男になった事か！と読者（私だけかもしれませんが。）は納得すると思うのです。なんていうか、とんとん拍子に進みすぎて、碌に苦労もせず成功する攻と、口だけの抵抗で快楽に流され易い受、みたいな印象しか残りませんでした。もうセックスするより、ウォーキングの練習しろと３回くらい思いました。…と、辛口評価でしたが、絵は本当に素晴らしく美しいので、★２を付けさせて頂きました。

最初４８時間で読んでいましたが、絵も好みで読みやすかったですしストーリーもめちゃめちゃ面白かったので、すぐに無制限にアップロードしました。イケメン同士のＨシーンはセクシー過ぎて萌えました。特にクールで大人の色気のある匡弘が、Ｈシーンで見せる恥らう顔がセクシー過ぎて萌えまくりました。続きがあるようなので必ず購読します（早く続きが読みたいです）。今後のアキトと匡弘と良海の関係の展開が楽しみです。

全四巻なのに内容が薄い。キャラに魅力がなく愛着が湧かない。読み始めたから一応最後まで買ったけどもう読み返さないだろーなー(-.-)絵は綺麗なんだけど表情やら身体の動きやらの表現が何か乏しくて‥‥漫画より小説の挿絵の方が向いてますね。

ストーリーも人物も全然魅力的に感じませんでした。残念。攻めはワガママだし、受けは流され過ぎ。瞬のくだりいらないし…アキトも当て馬にしちゃ弱いなぁと。

絵もキレイで、セクシーなシーンも素敵ですが、主人公の16才の新人モデルの性格があまりにもひどすぎて、感情移入する前に腹が立ちます。これから魅力が出て来る過程がこのお話の醍醐味なのでしょうが、最初に主人公が大嫌いになってしまっては続きを読む気もなくなります。BLとしては魅力的なんでしょうが、人物の魅力が私にとってはいまいちでした。

悪くはないと思います。が、設定が「？？？」な部分が。1巻でマサヒロの義父が社長であることが説明されています。2巻でアキトがマサヒロと初めて顔を合わせた時の回想シーンが出てきますが、当時二人は高校生でマサヒロは「大学へ行きたいから勉強している」「モデルの仕事は義父（社長）に頼まれたからで、今後は裏方の仕事に興味がある」という旨の発言をしています。しかし、4巻で良海がアキトに「なぜアキトがヨーロッパへ行きマサヒロを置いていったのか」と尋ねたとき、アキトは「当時マサヒロは母子家庭で母親を一人残しては行けなかったし、マサヒロもせっかく入った大学を辞めるつもりはなかった」と言います。あれ？高校生：社長（義父）の息子→大学生：母子家庭→現在：母親再婚で社長（義父）の息子、って設定変じゃないですか？ｗなんか全体的に・・・詰めが甘いような気が・・・行き当たりばったりで描いて当初の設定忘れちゃったのかと思ってしまいます。絵は綺麗で読み易かったですが、もうちょっと掘り下げてほしかったなぁ。Hシーンも毎回ほぼ同じパターンだし。悪くはないとは思うので星3つです。

この作家さん、絵が綺麗だし、背景が少ない淡白な空気感も特徴だと知ってて好きなんですが、描く前のキャラ設定を掘り下げずに浅いまま描くから「何かたりない感」があるのが残念なところ。例えば、攻めの実父はなんでここまで攻めの我が儘を受け入れるのか？→16歳の攻めの父が銀行の副頭取で攻めは誘拐された事があり小さい時から護身術を習う→叩き上げで副頭取になったなら若い頃は管理職程度のはず→実父は大きな企業グループの社長の三男あたり？攻めが子供の頃は病弱で死にかけたり誘拐された経験あり。しかも亡き妻に似てるから生きてるだけで良いと甘やかす（16歳の攻めの家庭シーンが一切ないのはおかしい）。事務所社長（受けの義父）はなぜ攻め父の非常識に従う？→銀行の副頭取だからというより一族の企業グループの仕事が来なくなる危惧と受けが拉致監禁暴行されて心を痛めた過去があるから、子供を誘拐された経験がある攻めの実父の気持ちに少しほだされている。って感じに不自然な点を推理してます。でも一番不自然なのは暴行されたことがある受けが最初に攻めに押し倒されたときに恐怖を感じたりしない点ですけど。お金に不自由してない攻めがモデルになろうとした動機も納得できないし、もう少し人物を掘り下げて共感させて欲しいです。

絵は好みなのですが、内容が少し薄いかなぁ〜って感じがして読み終わった後は物足りない感がありました。受けはなんやかやで流されてばっかりで、攻めは受けにのめり込むの早すぎです。受けは最初からゲイだったとしても攻めは元々イケメンのストレートだったのだから、間にもうちょっと葛藤だとか、なんでこの俺が男に−−とかがあってもよかったのでは？と思ってしまいました。せっかく攻め＋受け＋受けの恋人、というNTR構図なのに受けの恋人の反応の薄さが台無しにしている気がします。と、いうかなんかメインのキャラが全員感情移入出来る程ではなかったんですよね…まぁ、個人的に絵は綺麗だけど二度見するほどではないので3チケで十分です。

攻めに対して、嫌だとかこの糞ガキとかいっている受け（モデルのマネージャー）はHになると　恥らい-抵抗-とかがない。それに反応が女っぽすぎるなあ。いくら初めからゲイでもここでもっと抵抗しないことにはせっかくの王道設定なのに萌えない。主人公たち全員に　互いになぜ相手が好きなのかという理由がいまいちみえない。マネージャーの過去の心身の傷なんてもの　さらっといっちゃってて　深くなくて残念。これだけキレイな絵なんだからもっとよいお話かけるのでは・・。この話は随分以前にかかれているようなので　今ではもっと話がねれたものを描かれているのかな。

絵はとてもキレイです。失礼ながら小説の挿絵ではそれほど好みではなかったのですが、漫画では表情や仕草など色気あり動きがあって良いです。が、ストーリーはあるようでないような、ないようでないような…。年上美人メガネさんが年下（16歳！）超オレ様イケメン攻にガンガン犯られているというか。なぜ拒まない？というツッコミはやめておきましょう。