レビュー一覧

３部作最終話ということですが、実は私はこれしか読んでいません。シリーズらしいのは判ったのですが検索しても上手く見つけられなかったので、取りあえずこちらを先に読んだのです。でもこの作品だけでも世界観は解りますし人間関係も想像できるので大丈夫でした。読後思ったのは古いドラマのタイトルではありませんが「愛という名のもとに」という言葉でした。全てが愛から始まって愛に還っていくような感じでした。

三部作の最終章で、一番闇深そうな次男のお話でした。長男のお話が自分の好みすぎて、三男の話を読んだ時に少し物足りない感があったので、次男の話は読もうか迷ったけど、読んで良かった！むしろ三部作の中で一番好きな作品かも。良い三兄弟でした。

３部作のラストとのこと。末っ子ナギ編は未読。この作者さんは勢いよく最後まで読めるのが好きなのだけれど、今回は山場をあたりから長く感じてしまった。お兄ちゃん編を読んだときに、この人が主役になるということで気になっていたキリイ編なのだけど。

なんというか、前作ほどお話に入り込めませんでしたが、それだけ奥が深いお話なのだと思います。時間をかけて細切れに読んだため、細かいニュアンスを理解できていませんでした。時間できたときにでも読み直してみます。人物も多く、ストーリーも3つの国の利害が絡む壮大なストーリーでした。

三部作の最終話。ユアハが出たー！！！嬉しい！と思いきや、なんか最初の長男の話とは違うイメージになってて悲しかった。え？実の子の蕾に指入れちゃうの？前の男をみて降りてきて、おっぱじめちゃうの！？そんな○ッチさんだったっけ･･･。三部作で一番エロかった！！！最初のHが三連結もどきとか！リバだったりとか、色々・・・。主人公の帝になった次男が実は悲しい背景があったのが、江守備さんのデビュー作を彷彿とさせました。攻めが好みじゃ無かったので、「このままバドエンでも良いんですよ。」と思いましたがハピエンです。三部作だった理由もよく分りました。一部が戦いに敗れ帝も逝去し、長男が帝になるはずが・・・、そして次男の裏切り。二部がこの世界は実は！で、三部のこちらで次男の裏切りの根底にあった物。一部の獣王の国がやったことの代償。次男の誰にも知られてはいけない背景。これが好きなに方は、ぜひ江守備さんのデビュー作をお勧めします。残念だったのは、主人公の母が「長男の為にお前は生まれた」と言った意味。だって血が繋がってないんだよね？母親は一緒？でも次男は帝の血を引いてないから、長男に万が一の事があっても血筋は残せないし、海神さまの加護は受けられないよね？あれ？三兄弟みんなパートナーが男性だけど、跡取りは？神子は？と言う疑問が払拭されないまま終わった点ですね。後書きでも良いから書いて欲しかったなぁ。まぁ、BLはファンタジー！

どっちもどっちです。事情があるにしろ拗らせすぎです。

設定が素敵です。帝が雄々しくて、なのに色っぽいところが良い。スザクのあの時、リバもあるかと期待しちゃいました。

まぁまぁです。最初っから予感はあったが風呂敷広げすぎの結末。

次男キリイと薬師スザクの秘密と痛みをもった2人の物語でした。前回の純真可愛い系ナギが好みじゃなかったので完結がこちらで良かったです。

次男の背負った運命が、苦しみながらも良い方向におちついて最高でした。