レビュー一覧

何でも出来ていつでも自分より前を歩く嫌な奴だと思っていた男が、実は自身の性指向にどうしようもなく悩んでいるという一面を持っていて、その秘密を知ってしまうと今まで以上に気になってしまう。二人の想いが切なくて若々しくてわたしは好きな話です。特に多喜のストレートに気持ちを伝える姿勢が。でも「あれから2年」の意味がわからない。気持ちを固めるのにそんなにかかる二人には見えないのに。そこすっ飛ばさないで納得のいく説明が欲しかったなと思います。それ以外はよかったです。描き下ろしえっちありです。

地味にしみじみとよいです。そんなにHもほとんどないし話の展開もありきたりだけど雰囲気があります。もっとレビューがあってもいいんじゃないかと思って、書いてみました。無料サンプルみて雰囲気が好きになれる方にはおすすめです。

いつも自分は学年２位で、相手は１位。しかも同じ中学だったのに自分ばかり相手をライバル視していただけで、自分は全く知られていなかった。相手は性格もよく、人望も厚く、女の子にももててと欠点がなさそうなのに、実は男の子にしか興味をもてない性癖に悩んでいた、、、と話は進む。丁寧なストーリーは好みですが、人物の表情が少し硬いのが残念。待たされた２年はちょっとモヤモヤするけど、ゲイなありのままの自分を好きでいてくれるだけで、自分も相手をほんとに好きなのか寂しいからだけなのかを自問自答したり、相手の気持ちが一時的なものではないのか不安だったりしたら、現実的な長さだったりするのかな。最後春休み中？のエッチ描写ありましたが、大学編あったらうれしい。

本人の性癖は別に女装じゃないのではないかしら？

表紙の二人の感じが好きで、初めての作家さんでしたがレビューが静かに背中を押してくれるんで手に取りました。うーん、しっとりと優しい時間の流れが良い雰囲気で嫌いじゃないけど、男子高校生らしい熱がなくて、老成しちゃってる二人過ぎて、読み終わった時残念感が勝ってしまいました。多喜くんにもう少し押しの強さがあったら大好きだったかも。評価下げるのが忍びないほどには良いお話しだとは思いましたが、ごめんなさい。

女装の意味も知れて、つくづく夏坂くんが良い子だと感じた。多岐くんは、最初は敵視だった感情がどんどん好意だと気付いていって、ちゃんと気持ち伝えられて本当に良かったです。

高校生のモノクロの世界がゆったりと進んでいきます。衝撃的な展開があるわけではないのですが、絵に“間”があるような、何度でも繰り返し読みたくなる作品です。

ゆっくり進んでいく感じだったのにいきなり飛んだからそこで少し萎えました（笑）が、ストーリー的には楽しかった。少し現実味があって、そこが良かった。

何だか初々しくて心があったかくなる気のする話でした。