レビュー一覧

星は、3.9って所です。ストーリーはシリアスに少しずつ進んでいきます。文章も良く内容も良いと思いましたが、無駄な恋愛部分が多くて中々話が進まないのが勿体ないと思いました。主人公達と恋愛関係がない人物達の恋愛に、美少年と先生、気弱な後輩と幼馴染、寮長と親友、他は物語に関係あるので、あれですが、これらの人物が恋愛に発展するまでが描かれています。（最後まではいかない）あぁ勿体無い…匂わすだけでこの本の読者なら恋愛関係だと読み取るだろうに…スピンオフで楽しめるのに…話が中々進まないじゃあないか…と思いました。サービス精神が旺盛な先生のこの受賞投稿作にいい編集さんが付いてればなぁととても残念に思いました。あとは、手紙に全てを書きすぎていたので、主人公カプがもう少し真相まで自力で辿り着いてたら良かったなぁと思いました。主人公のアルは頭良い設定でしたし。スピンオフカプのシリーズまでをぎゅっと一冊にした、という感じの本作です。シリアス事件シリーズで楽しみたかったなぁ…

事件を解決する推理ゲームのようなストーリー展開です。学園物なので登場人物が多く、群像劇にもなっているのでページ数が多く読み切るのが大変でした。デビュー作という事で色々詰め込んで書かれていて、盛りだくさんでお腹いっぱいになりそうです。そのせいか、メインとなるアルベールとレイヴィスの存在感が薄く、あまさが不足しているように感じました。

事件の捜査と恋愛オムニバスのような作品でした。作者さんはこれがデビュー作だそうです。事件の話は最後まで面白かったのですが、もう少しアルとレイの恋愛模様を見たかったです。

他の方のレビューにもあった通り王道の学園ミステリーです。恋愛要素もあり話も無理がなく楽しめました。最初は登場人物の多さに「ストーリーと関係あるのか？」と思いましたが、最後できちんと話が回収されていてスッキリです。

しっかりとミステリーあり恋愛ありの一冊でした。主人公たちも良かったけど、ルナールとヴィヴィヤンのカップルが意外と面白いです。押しに弱そうなルナール先生とヴィヴィヤンの後日談が読みたいですね。

男子寮とか寄宿舎とか、なんかニヤニヤしちゃいますよね…！悲しいこともありますし、登場人物は確かに多いんですけど、読みにくくはないです。三角関係とか割り切れない、なかなか悩ましい自体もあるし、先生と生徒とか上級生と下級生とか複数イチャコラが好きなので個人的に楽しく読めました。

学園ミステリーです。ストーリーもしっかりあって良かったです。

長編で登場人物が多才だったせいか、読み終わった後の印象が薄かったです。個性的な面々の中で、主人公の受けの個性が埋没した感じで、イマイチ魅力が伝わりませんでした。内容的には事件の謎を追ったり、寄宿舎内の友情や恋模様とか、それぞれ色々あって楽しめました。