レビュー一覧

独特な世界観。独特な会話。とくに上手い絵ではないけれど、透明感があって、食べ物も美味しそうにみえる。過酷な環境でも、大切な人と小さな楽しみを育む毎日が愛おしく思える。いつも自分の気持ちを丁寧に説明する主人公がいい。

未来系ディストピア漫画である。ディストピアであるにも関わらず登場人物たちに悲壮感がなく、ひょうひょうとしているのが特徴の作品である。絵柄も飄々としたストーリー展開とよくマッチしている。ストーリーの内容もディストピアというよりはお仕事漫画的要素も強い。とは言うものの登場人物たちへの感情移入はできない。

一巻無料で借りました。他のレビューで色々書かれているとおり、氷河期でこれはないだろうとかの矛盾も込みのファンタジーSFですね。一巻では、ビオトープの閉塞された環境で、ひどい人間関係の歪みが起こっていません。作者の優しくて図太い感性がそのままビオトープなのだと思います。

雑誌で見たときに絵柄がが気に入っていました。幼女と成人男子というアブナイ組み合わせですが、全然危なくなくて女の子の方がむしろ大人なのが好印象です。人類がギリギリの状態になっても日々の幸せがあるという感じもいいですね。

人間らしさで溢れてる作品かなと思い、ためし読みして気付いたら一気買い。最初はナヨナヨしたよくいる主人公かなと思ったけど、自分の意思だけは貫く姿勢がとても好印象だった。

文明が衰退していく中で生きる人達ですが、悲壮感はなく穏やかに進む物語が心地よいです。ゆとり世代っぽい主人公のキャラクターもクスッと笑えます。2巻の後半に短編作品が入っていますが、そちらはシリアス調のものになります。本編作品とは空気感が違いますが、しっとりとした余韻があってとても良い作品でした。

面白いです。思っていたより、真面目な社会人のお話でした。もっとサバイバルな感じを予想していましたが、たんたんとした感じもなかなかよいとおもいます。

悲しい未来の話しなのに、なぜかほのぼのしている不思議な話しで、おもしろかったです。

突如として大洪水に襲われ、あらゆる文明は水没。。SF的なストーリー。絵柄はシュールな感じで、ちょっと冷めた感じに見えます。そのため、人間としての温かみが足りないように感じてしまいました。

環境設定はSFなんだけど、それ以上にシュールな印象が強かったです。