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とどらしさん
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2020-01-03非合法に悪を裁く、のコンテンツは数あれど、このパターンは少し珍しい気がしますね。悪を裁く際、その身を余す事無く、極めて有効に使い他者を生かす。悪を遂行するのはあくまでも本人の意思であり身体が勝手にやる訳じゃないから健康であるなら使えますものね。現実には人権擁護等で有り得ないのですが、こういうの、良いと思います。裁かれる悪に麻酔を一切使わず生きたまま捌かれるのも己自身の罪を省みろと言う加害者への裁き、そして被害者への慈悲でしょうか。現実でも、虚構の世界でも、残酷な事件の度に人権とは何だろうと考えさせられる、そしてそれを思い出させてくれる作品でした。
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●三巻で完結するものとして読んでいましが、いよいよ面白くなってきたところでエンドとは！ 残念です。キャラクターも悪くないし、黒い兄弟って設定も好きだったのに。もし、続きが出ないぐらい人気が落ちてしまったのだとしたら、理由はなんだろう。私的には、主人公の絶対的強さを全面に出したエピソードをもう少し重ねた方がよかったなと思います。ダークとはいえヒーローなので、読者は強さを求めているでしょう。それなのに仲間の女性プロファイラーには始終手玉にとられてる感はあるし、冴えない刑事のおじさんにやりこめられる回はあるし。あと、ライバル的存在であるマーカーに、基本、やられっぱなしというのはどうなんだろう。そこが読んでいてちょっとストレスでした。ヒーローものに求めるスカッと感が少なめだったというか。この先、スカッと勝てる展開にはならないんだろうなあって想像してしまって。読むテンションが下がる人はいたかもしれません。私はまあまあ大丈夫でしたけれども。●洋ドラの『デクスター』をちょっと思い出しました。あれも殺人鬼が己の欲求を満たすために、警察組織に身を置きながら陰で殺人を犯すというシリーズでした。彼のお兄さんもやはり殺人鬼だったんじゃないかな。