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☆3.5。前作「紺碧セレンディピティ」花川寛治の兄誠治と、前作にも登場したキールのお話ですが、前作読んでいなくても問題なく読めます。内容紹介のとおりです。誠治は前作ではしっかりした兄なのかと思いましたが、問題ある家庭に育ち、少年しか愛せなくなったという少々歪んだ過去があり、失うことを恐れる臆病な男。キールの強さと行動力が光る話だなと思います。「紺碧〜」でも彼はそうした強さを垣間見せていましたが。

まず絵が美麗です。しかも女装した美少年に追い立てられるのが好きなダンディな男性ってすごい設定でした。それも理由があるんですが…ストリーがはまりました。

話は深くて面白い。適度にいたしてるシーンもあって程よい。