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心情描写に重きを置いているので、テンポは緩く落ち着いた感じです。しっとりと心を落ち着けて読むには向いています。個人的に、最後がもう少しメリハリのある終わり方だったら、すっきりしたかも。
特に冴えない言葉。文字で静さと切なさが感じられる。
多分好みが分かれるのでしょうが、私にはずしんと来る作品でした。かなりのティッシュを消費し、鼻の頭のファンデはすっかりはげ落ちました・・・登場人物はみんなクセが強いですがゆっくり読んでもらえたら大丈夫なのではと思います。
この作家さんは、普通の人間関係を築けないでいる人々を主人公にすることがお得意。おぞましい過去を引きずり、自分を責めることをやめなかった桐生が、教え子の由多によって再生する物語。しかし、過去に関わる2人の人物がどうしようもないクズ。彼らに翻弄され絶望から抜け出せない桐生も、ある意味でクズ。親友の永遠(とわ)のグチャグチャした心に全く気づけなかった由多も、人の心を読み取れなさ(幼さ)ではピカイチ。彼らのアンサンブルが導く強引な結末に気持ちがついていけず、残念でした
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心情描写に重きを置いているので、テンポは緩く落ち着いた感じです。しっとりと心を落ち着けて読むには向いています。個人的に、最後がもう少しメリハリのある終わり方だったら、すっきりしたかも。