レビュー一覧

倦怠期でかれこれ40年にもおよぶセックスレスの吸血鬼カップルが、偶然保護した子供達を親元に返そうと頑張るお話。怪しげな黒ずくめの男たちが子供達を追っていたりして、序盤は少しハラハラしましたが基本ほのぼのです。子供達とのやりとりを通してお互い向き合うことを恐れていては駄目だと気付き、二人はやっと本音を晒し合うことができるんですが…ほぼ不老不死の存在とはいえ、いくらなんでもすれ違い期間長すぎ！攻めが受けを「眼鏡」と呼び以前のように名前で呼んでくれないってツライなーと悲しくなりました。二人が一緒に生きるようになった経緯や蜜月が軽いものでない分、お互いの好意を信じられなくなってしまった現在が切なかったですが最後は誤解がとけてよかったです。エッチはさらっと。狐宝授かりましたと緩く繋がっていそうな子供達の設定も楽しかったです。

ヴァンパイヤご飯食べるんですね。新しい発見です。

人生経験も豊富であろう二人が、高校生のようなすれ違い両片思いをしていました。現代ヴァンパイアの世情など世知辛くも微妙なリアリティがあってよいです。訳ありちびっ子とそれを追いかける人達などコミカルで楽しく読めました。

長いスレ違い期間かと思ったけど、永遠の命ならそうでもないのかな？好きすぎてお互いに嫌われたくない、小中先生の得意のジレジレに今回もはまってしまいました。受けの挿し絵がイメージよりおじさんで泣き顔が可愛くなかったので☆－1にしました。

作者買い、現代版ファンタジー。2人の過去の話と現在の、すれ違いがとっても切なかった

作者さん買いです。攻め受けのそれぞれの思いや、流れてきた時間、シミジミ…。チビ2人もかわいいし、最後まで飽きることなく読めました。

サンプルで、二人の結末、話の流れは、こうだろうなぁってわかってしまうのだけど、購入してしまいました。ほんわかなお話。子供達の事件が、もう少し、ドキドキ&ハラハラする様な内容でも良かったのではないかと、ちょっとそこが残念。

最後の最後まですれ違いがあってコミカルな展開の中にも切なくてちびっ子達がいなかったらやりきれない～まぁちびっ子達いなかったら物語が始まらないけど。出てくる登場人物もすれ違いでドタバタで、騒々しくもどこか微笑ましい。吸血鬼感があまりないのが残念ですが。ちびっ子の下の子の強かさ具合が面白かったです。そして、誤解が解けた後の甘々さがくすぐったい。もっとその後が読みたかったです。

子どもたちが可愛くてほっこりしました。人物の心の動きが細やかなので、2人の両片想いが違和感なく読めます。軽～くリラックスして読める、晴た日のオープンカフェみたいな作品だと思います。

最初の方はほんとに攻めが冷たくて、でもちゃんと理由があって、切ないのもあってよかったです。