レビュー一覧

戦国自衛隊を思い出しますね。　ただ戦国自衛隊の時はタイムスリップした自衛隊員がチートな現代兵器を最終的には私欲に使う形ですし、弾薬や燃料などの兵站が尽きれば終わりと言う縛りもありました。　今回は魔法の存在する中世風異世界へ国丸ごと転移です。　兵站は完璧。航空戦力も海上戦力も陸上戦力も圧倒的な状況です。　他の現代自衛隊シュミレーション作品が描く、苦境に立たされ憲法に縛られた自衛隊とはまた違った面白さがありますね。異世界物＋自衛隊対戦シュミレーション、これを見て興味がわく人には楽しめる作品だと思います。

いきなり1巻目から「戦争に負けると言う事はこういう事」とかなりショッキングで性的な物も含めたR18気味な虐殺描写がありますので苦手な方はご注意下さい　恐らく転移した先の国々より日本が先進国で理知的な戦いをしている事を推す為の比較描写だと思いますが結構キツいです　話としては想像出来る様に「日本の最先端技術すげー！」ですが「魔法もすげー！」もちょっとあります　ネタバレになるので詳しく書けませんが要は専守防衛な日本国が転移先で戦争に巻き込まれていくお話です　絵は美少女ハーレム物と比べて古めかしさを感じる粗い昭和の挿絵的な描写ですが内容に合った絵柄で個人的には上手だと思います　WEB版にある閑話と言う「魔法すげー！」なお話達は書かれるのかな？

思っていた以上に面白かったです。今後の展開に期待です。

国ごと異世界に転移するという発想は面白かったけど、その先の深みがなくてすぐ飽きる。。子供には若干難しすぎて、大人には深みがないという、対象世代を誰に設定して描いてるのか分からない。つか、そんな天変地異なシチュエーションに国家レベルで巻き込まれて、そもそも日本国内がこんな冷静でいられるはずがないっしょ（そんな世界で憲法9条を頑なに守らなければならない必然性がどこにあるのか？）「その世界で圧倒的軍事力を持つ国が突然現れたら世界はどうなるか」みたいなストーリーなら「ジパング」的な深みも出たかもしれないけど、単に現代兵器で中世武力を圧倒するだけのストーリー展開で、挙句の果てに「魔王復活」みたいな中途半端なファンタジー（しかも桃太郎のオマージュ）を唐突に入れてきた時点で「ヲワタ」と思いました。作者は自衛隊好きのミリオタなんだと思うけど、そもそもGPSや通信インフラもない世界で現代兵器がまともに動くはずがない。SFにはSFなりのリアリティーが必要。着眼点は良いのだからもっと勉強して読み応えのある作品を作って欲しい。

国ごと異世界転移っていうのはなかなか珍しい設定だと思い読みました。軽い気持ちで読んだのですが意外とエグい…(笑)龍や魔法が存在しているものの、日本の武力には敵わず次々とやられていっている敵国が不憫に思えるくらい圧勝していました(笑)敵国のトップと思われる方が登場する度にいつも入浴中で裸なのはなんなのでしょう(笑)しずかちゃんなのでしょうか(笑)続きが気になります。

小説版も読んでいる作品です。コミック化もまた面白く、『絵柄が…』なレビューもありますがこれはこれで自分的には面白いと思います。小説版よりさっくりと読めて次の話も期待できるという意味で星5つとさせていただきます。

一気見してしまいました。面白いです。色々な国や時代が混ざった感じが飽きませんでした。外交官のご苦労と自衛隊のアレコレもめっちゃ楽しい。絵は拙い感もありますが、先が気になるので星五つです。

現世の日本国が異世界に転移しちゃうという、異世界転生とは異った異世界物ってとこに惹かれました。戦国自衛隊のようなタイムスリップでもなく、ゲートや戦闘妖精雪風のような異世界との通路でも無い、ムーやアトランティスも同じ様な転移があったという、SFの視点からも楽しい作品です。俺つえー系に食傷気味だったので、新鮮に感じました。作画も美少女ハーレム系の綺麗な線ではなく、昭和レトロ系の粗く汚い系（失礼！）ですが、それが逆に味を出していると思います。作中に自衛隊初の海外派兵との文言が出てくることから、原作はPKO法案成立以前ではないかと思われますが、憲法解釈や専守防衛の自衛隊の戦闘への参加など、現在の自衛隊の関わり方と重なる部分があり、考えさせられることもあります。でも、単純に愉快痛快で楽しむこともできる作品だと思います。

人でも無く、ある一定の地域でも無く、一つの国家という恐らくは最大の異世界転移をなさしめた作品。其れだけなら、似たような状況設定は他の作品も存在した。詰まり、国家を成立させる為に他国に多くを依存する現代日本の輸入が或る日突然絶たれたら如何成るか。エネルギー問題に始まり産業の維持も精々保って数ヶ月。政府としては備蓄で凌げる間に最低限の代替手段を確保しなければ成らない。此処までは、最早お定まりの展開で、今回は其れが異世界の国家という事に成る。当然其処には地球とは異なる外交セオリーが存在する訳で其れが現実の日本の外交姿勢を批判する様な作品か……と思ったら違った。日本の転移に少し遅れる形で、ゲーム・オブ・スローンズの氷壁の向こう見たいな所から魔王が復活して、人の世界に攻め込んでくる。偶々その界隈に出撃していた自衛隊が要請を受ける形で、占領された都市の住人救助に赴くのだが……其処から先は胸熱でもあり、赤面物でもある事実が暴露される。果たして、何者が日本をこの世界に呼び込んだのか。その意図は。そして、日本は魔王が予言した伝説の国家と一戦を交えるのか。その時在日米軍は？(今まで殆ど出てきていない)。続刊が待たれる。

宮崎駿風の手書きの画は、評価しますが、時々、絵が崩れるのは いただけません。カット間の繋ぎが粗いです。内容は「ゲート」の二番煎じ感が拭えません。2巻以降は 先が読めない展開を臨みます。この内容で\600-は ハッキリ言って 高すぎ！ です。