レビュー一覧

作者買い。とても久しぶりの作品、心待ちにしてました。インターン生×ワケあり上司の表題作と、大学生×堅物院生、こちらもワケありカップルの2本収録。母親の影響から性的なことを嫌悪するようになってしまった表題作受け、恋してはいけない人に恋してしまった初恋に縛られている同時収録作品の受け、大きく括れば生き辛さを抱える男たちの解放をめぐる2作品になっていて、さすが納得のお話だなと思います。が、この作者様のオリジナルは全部読んでいる読者としては、他のと比べると抉られるシーンが圧倒的に少なかったと感じてしまうのです。ありがちなストーリーでもグッサグッサ刺さるのが持ち味の作者様なので期待しすぎたかもしれません。悪くはないんですが、作者様初めての方には他のも読んでみてと勧めたい気持ちはあります。

2つのお話が入っています。夜の落下のみで1冊にしてほしかったです。雰囲気があって好みでしたがちょっと不完全燃焼です。

表紙、あらすじと見て、気にはなっていましたが、思いのほか評価が低く………が、思い切って購入。作者様の他の作品はseasons?でしたか？それだけを読んだことはありましたがハマらなかったので、今回はどうかな？と思い読んでみました。さっぱりしてて良かった！(褒めてます) 表題作は、これ以上の話の長さだと重すぎたと思うので、ちょうど良かった。それを物足りないと感じる方もおられるかと思いますが。エロも病みもちょうど良い。これの一言に尽きます。もう一つのお話は可愛い話でしたね。ちょうど良いです。(しつこい 笑) 星は4と評価してますが、厳密には4.5。そこまでキツくなくて、でも中身のあるものを読みたい時にはオススメです。

２つとも深くて考えさせられる所がありました。どちらのお話も素晴らしかったのですが、特に表題作は九鬼さんのこれからを思うと少し切なくなります。

表題作の夜の落下はその名の通り落ちて、というより堕ちていく…というような話でなんだか痛い…。暗くて重い話は嫌いではないのですが、難しいテーマのせいか引き込まれる所があまりなく置いてけぼりに。もう1つの話は切ないけれど痛さは少なく、心の動きも丁寧でホッコリするシーンもあり、表題作で冷え切った私の心を溶かしてくれました。でも両方とも、エロのエロさが足りず物足りなかったです。

麻生さんの作品は、真面目に取り組まないと解けない宿題のような…重いんだけれど読み終えた後は達成感というか清々しさが残ります。「Season」や「彼が眼鏡を外すとき」ほどの感動はありませんでしたが、しみじみ良いストーリーを描かれるなぁと思います。あ、今回は二編ともハッピーエンドです。

サンプル読みで、気になって購入したのですが、ストーリーが私には重かった。そして絵が単調というか、暖かみを終始感じられずに、淡々と読み進めて終わってしまいましたね。買い損とまではいかないですけど、2回目を読みたいとは思わないかなと思い2

雑誌ではお見かけしたコトがありますが、単行本を買うのは初めての作家さんになります。絵柄が苦手で今まで避けてきました。今回、表紙.サンプル.内容紹介を見て、SEXにフィーチャーしたお話なのかな？と興味を持ち購入してみました。が……やはり絵柄が合いませんでした。繊細で綺麗な絵柄だとは思うのですが、この絵から人間の温かみ…みたいな物を感じることが出来ないのです。汗とか体液も冷たそう…。絵柄が繊細で淡いので、薄く靄がかっているみたいな、1枚フィルターを通して読んでる気分になり、現実的な人間のお話なのに、擬人化された神々のお話を読んでる気分になってしまいました。1人で性的なコトが出来ない…という結構生々しい設定なのに、終始、上品かつ高尚な雰囲気で、私には合いませんでした。最初のお話、夜の落下だけを読み、あとは読む気になれずレビューに移りました。作品のクオリティの問題ではなく、相性の問題だと思います。最後まで読んでいないのに、低評価を付けてしまい、申し訳ありません。m(_ _)m

二作品入ってます。初作家さんでしたが好みの絵や内容ではなかったです。読み返すことはないと思います。二作品ともお互いが必要とする相手と出会えて良かったなと思いました。

表題作は以前雑誌の方で1話だけ読んだことがあり、暗くて重いストーリーと全体を流れる雰囲気が苦手で続きを読むのをためらっていましたが、やはり私には合いませんでした。もう1つの話もいまいち………。明るく楽しいBLが好きなのでこの評価になりましたが、合う人には興味深く読める作品だと思います。