レビュー一覧

てっきりセクハラしそうな人がセクハラしているのかと思いきや、信頼している人(既婚者)がセクハラするようになるってところに驚きました。信頼している人ほど邪険にできないところが辛いですね。

どれだけ苦しんでも認めてもらうのは簡単な事じゃないのね

リアリティがあり、セクハラについて考えさせられる物語です

セクハラ、パワハラ問題では非常にグレーな所があって、この作品はグレーな所を上手く表現していたと思います。周りの人から見たら大したことないって言われてしまうかもしれないけど、本人からしたらものすごく嫌なやつ。また病んでいく過程もリアルで引き込まれました。最後に立ち上がる様子が描かれていたし救いがあってよかったです。

うーーーーーん。難しい内容でした。セクハラやパワハラの苦痛って個人差があるからです。性的に嫌なことを言われたら「やめてください」と言える人と言えない人がいます。これは正確にも依るとは思いますが、言えるようになるのが一番だとも思います。それで仕事に支障が出たとしたらパワハラになります。戦うことと、環境を変えることはどちらも勇気が必要ですが、病んでしまう前に逃げても良いと思いました。極論ですが、女性同士でも攻撃的な人いますよ。スルースキル大事ですね。

10年も闘ってくれたさつきさんに女性として感謝。『スキがあったんじゃない？』とか『嫌ならもっとちゃんと断れ』とかそれを出来ない人を狙ってるんだよ。そんな陰湿な野郎がセクハラ出来るんだよ。日本はこーゆーとこ遅れてるなって思う。

生きるためには仕事をしなきゃいけないという強迫観念がセクハラに耐える不条理を自分に許してしまうその気持ち悪さが伝わってきた。

裁判でセクハラやパワハラを認めてもらうにはすごく大変なんだとこの漫画が教えてくれた。戦うさつきのパワーがカッコいい。

今までのももち先生の作品に比べ、問題の本質を詳しくリアルに描き過ぎていて、読み進めるごとに胸が苦しくなった。

Me too!をマンガにした作品。こういう活動をしている女性を叩く人間が多いのが未だに日本の実態。勇気ある人々の行動で、少しずつ世の中が良くなっていると教えてくれるマンガ。