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レビュー一覧

テロール教授の怪しい授業

5点 4.5 34件
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  • 2018-12-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    原作は、いわゆる異世界転生系のファンタジーラノベでデビューされたカルロ・ゼン先生ですが、この先生はその中でも、戦争や人の心理操作&誘導の知識と冷静(冷淡)な視線、それを主軸としたストーリー構成の巧みさに抜きんでており、世に出るべき先生だと思っています。前作のコピーを模倣すれば『ラノベ(中二)の皮をかぶった悪魔小説家』とでも評するべきでしょうか。オウム事件、911事件がTVで騒がれる時代に青春時代を送った自分としては非常に興味深いです。…おそらく今後、相模原障害者施設殺傷事件の犯人の解析もされるんじゃないかと思います。単独&団体でテロに走る人間と周囲について扱い、ひいてはそれらに走る人間を足止めできるかもしれない稀有な作品ではないでしょうか。今作も非常に面白かったです。今後の展開非常に楽しみにしております。できるならドラマ化して頂きたいです。いろんなお国や団体に配慮してお金を稼がねばならないメディア業界が、どこまでやれるか見ものですがね。

  • 2020-08-03
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    「テロとは何か」自分の理解がもの凄く浅いことをハッキリと認識させてくれる作品です。 カルト宗教や暴力集団の勧誘が、綿密なプログラムのもとで行われている実態にゾッとしました。 今すぐにでも読まれることを強く強く推薦します。

  • 2020-07-15
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    現代的な「知識」のスプレッダー 日本人の読解力の低下が示唆される現代。果たして本が読めないだけで知識に触れることが出来ない人は問題に対して深く考えることができないのでしょうか。読解力の低下と思考力の低下はもしかしたら相関関係のあるものかもしれないが、人々が完全に思考できなくなることはまだないでしょう。そんな時代だからこそ輝き、これからの「学術書」の新しい形だとも思えるのが本書だと思います。わかりやすいキャラクターと目を惹きつける動的描写、読者も共に考えることができる構成と、教授のひねくれたような回答。それらの要素はふと軽い気持ちで本書を手に取った読者もこの分野に興味を持つことができるはず。私はこの本を漫画と専門書、両方の観点で高く評価します。

  • 2023-01-08
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    「どうしようもなく手持ち無沙汰な時、手元にあるといいなと思う漫画」 情報の取捨選択が必要とされる現代社会ではどういうことを知る必要があるか、いや、知る必要がある内容を説明するのではなく、どうすれば「何を理解すればいいのかが分かる」のかを教えてくれる内容であったと思う。ある客観的事実も主観的な側面から評価すれば全く異なったストーリーになり得る、そういうことを現代社会では以前よりも増して理解できないといろいろな面で不都合を生じることを教えてくれるのではないだろうか。 もちろん、自分のこの感想が原作者の方々が本当に伝えたい内容でないのかもしれない。だが、この漫画から得た知識だけを鵜呑みにしてはいけない、自分で考えて判断するための知識と行動力をつけよう、人類の犯してきた過ちも分かった上で、というメッセージはあるのではないかと思う。 お金を払ってこの漫画を読む人は、ある意味この漫画を読まなくてもいい人なのかもしれない。この漫画に興味がない人は是非是非読んでほしい内容だと思います。本当に面白い漫画です。

  • 2021-11-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    勉強になりました。定期的に読み返してます。接点を多く持とうねっていうのは本当にそのとおりだなと思いました。自分も誰かの接点になれるように。

  • 2020-05-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    テロリストに至るまでの思考、テロリストになりやすいタイプなどを過激な授業で教えていく話。一般人を怪しげな団体にはまらせる手段などのレクチャーによって、自身がはまらないようにできる。敵を知り己を知れば〜ってやつですかね。高校生〜大学生で一度読んでいくことを強くお勧めします。過激なテロまでいかずとも詐欺などの犯罪グループに入らないための思考の防御方法が学べる。

  • 2025-09-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    どのような内容でどのように役に立つか…と言うことは他の方がしっかりと書いて下さっているだろうと仮定し、「純粋に内容関係無く漫画が好きな人間」としての感想を述べたいと思います(笑)登場人物には恐らく意図的に単純化な記号化されたキャラクター性を持たせており、彼らの行動にはあまり意外性がありません。が、この作品において重要なのはキャラクターと共に読者も学ぶ事ですし、いるかも、こう言う人…と言う自分や周りとそう変わらない人達である必要がありますし、絵がうまいのでじゅうぶん魅力的です。個人的にマイナス点としては絵柄、画面の強さ、文字の多さ、ギャグ要素の勢い、全てカロリーが高いです。内容を咀嚼する前に一旦本を閉じる、となってしまいちょっときつかった。カルロ・ゼン先生原作の漫画は何作か読んでおり、大概そう思うのですが(面白いとは思っています)こちらの作品は非常に絵の描き込みが丁寧な漫画家さんなのでよりそう思いました。もうちょっと息抜き回があってもよかったかも?でもそれだと主旨とズレちゃうのかな…自分を見直すとっかかりになる漫画でした。楽しく学ばせて頂きました。

  • 2022-04-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    1巻だけしか読んでいない人間の感想です。漫画の雰囲気はテレビ番組になりますが、「放送禁止」や「奥様ッソ」みたいなモキュメンタリーのノリを彷彿します。オウム真理教なり連合赤軍なりカルト系の事件を多少は知っていたためか、○○で見たなぁという印象しかなく物足りなさを感じます。またそれ以上の解説がないので、もっと濃厚なものや手口の詳細を知りたいなら専門的な新書やドキュメンタリーを漁る方がいいかも知れません。ただ入門とするなら最適だと思います。内容以上に残念だったのは、絵が見づらく目が滑ることです。線の強弱や影の付け方、トーンの選び方が90年代のマガジン系統といえばいいのでしょうか。とにかく濃いです。メリハリがなさすぎたり、逆にありすぎたりしており、またセリフや効果音のせいで空間やポーズが見切れることが多く、状況を把握するのに若干時間がかかります。上記のため漫画としてだと人を選ぶと思いますが、読み物としては面白いとは思いました。

  • 2021-05-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    市役所や警察がやってる「詐欺に気をつけましょう」の啓発活動よりよっぽど分かりやすくて為になる漫画です!これから大学生や新社会人になる方に是非お勧めしたい……

  • 2021-03-13
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    実際こんなゼミに居たら、人間不信になりそうだし疲れるだろうなと思いつつ、高みの見物なので面白く読んで学ばせていただいてる感じです。平和そうに見える現代の日本だからこそ気を付けなければらない主義思想に、なるほどー!と納得しまくりでした。教授には何か過去のトラウマがあるのかな?同じような思いをさせないために、テロ対策活動をしてるのかな?って感じです。