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大学で数学専攻したので、笑いながら読んでます。主人公は異常なまでの記憶力だけで京都大学をモデルにした、京都の有名大学に現役合格した人、というと親しみがわきませんが、実は数学を全く理解してなくて、留年し、授業にもついていけず、強制退学されそうな人、ということで一気にハードルが下がり、身近な人に見えてきます。実はこれって理学部、理工学部アルアル。高校数学が得意、好きな人は、大学に入って数学が一気に抽象化すると、ものすごい焦りを感じます。高校数学の正体は実は物理。、数学の醍醐味を味わうのは大学に入ってから。でもそういった抽象的な、意味不明のことを延々と考えていられるのが実は幸せなことで、人間にだけ許されたことだと思うのです。数学科には流行、ファッション、世事に関心がない人もいますが、メジャーリーグ好きが講じてプロ野球のデータメトリクスの専門家になったりと趣味も多様化、アメリカでは数学科の学生は二年次から企業からスカウトがくるほど就職率200%という時代になっています。そんな変人奇人と思われがちな数学科を舞台に、一向に授業の内容がわからず、焦ってばかりの主人公を4人の個性豊かすぎる友人たちが様々な方法で助けていきます。政府はリケジョを増やそう、共テに統計学必須にしよう、理系に女子枠、総合選抜推薦拡げようと必死だけど、入学してついていけないんじゃ意味がない。だからこそ、教える人たちは、この漫画の友人たちのように社会やそこらへんの具体的なものからわかりやすく身体で覚えていけるようにしてもらいたい。特に三巻は、江戸時代に身分を超えて老いも若きも性別もなく楽しんで数学をしていたことにおじいちゃん学者が滂沱の涙ですけど、私も同じく感動しました。数学が好きな人、嫌いな人、興味ある人、数学なくても困らないという人、みんなに勧められる。絵の雰囲気は有閑倶楽部、キャラ構成は動物のお医者さんを彷彿とさせ、誰もが読みやすく見やすい内容です。
キャラクター、間のとり方、話のテンポ、どれをとってもジェネリック佐々木倫子氏としてとても優秀な漫画です。ありがとうございますよく効きます。たまに和山やま氏の成分も含まれているように感じます。おもしろいです。題材が新鮮なので上記の辺りも気にならずに楽しめます。このままうまいこと独自のものを見つけてくれたらなと期待します。
佐々木倫子さんが好きな方にはハマる気がします。数学がわかった気になるような、何一つ理解できないような…京都のいけずは学べます
数学はよくわからないけど、作者が噛み砕いてくれているのでなんとなくは理解できる気がします。なんとなくでしかないですけど。
本誌で読んだ時に面白かったので出るのを待っていました。私も数学は苦手でしたがこの漫画は面白いし勉強になります。全体的にシュールな雰囲気が作品に合っています。この作者さんは男の子達がつるんでいるのを描くのが上手いなと思いました。
奇人の教授、テンションの低い友人たちによる奇行と熱くない友情、「動物のお医者さん」の数学版&留年版。過去、神童・天才と呼ばれた人が大学で一気に自信をなくすのは太宰治のようです。
動物のお医者さん、京大バージョンぽいですね。少しぎこちない絵柄も良い。自分も暗記で受験数学乗り切ったので本作は勉強になります
2巻目読了。読み終わった時、次も読みたいなって素直に思った。よくもまあ小難しい長話をキャラクターの面白い所作と絡めて展開してるなって思う漫画家の実力って凄いよ。ふふって笑っちゃうほのぼの優しい数学科生のドラマ。
『さんすくみ』のファンです。これも面白い。キャラクターが個性的なので、長く続いて一人一人のいろんなエピソードを読めたらいいなと思います。
高校の早い段階でで数学がわからなった私でも楽しめる内容です。数学がわからなくてもその深淵をのぞけるような体験ができます。楽しいです。
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大学で数学専攻したので、笑いながら読んでます。主人公は異常なまでの記憶力だけで京都大学をモデルにした、京都の有名大学に現役合格した人、というと親しみがわきませんが、実は数学を全く理解してなくて、留年し、授業にもついていけず、強制退学されそうな人、ということで一気にハードルが下がり、身近な人に見えてきます。実はこれって理学部、理工学部アルアル。高校数学が得意、好きな人は、大学に入って数学が一気に抽象化すると、ものすごい焦りを感じます。高校数学の正体は実は物理。、数学の醍醐味を味わうのは大学に入ってから。でもそういった抽象的な、意味不明のことを延々と考えていられるのが実は幸せなことで、人間にだけ許されたことだと思うのです。数学科には流行、ファッション、世事に関心がない人もいますが、メジャーリーグ好きが講じてプロ野球のデータメトリクスの専門家になったりと趣味も多様化、アメリカでは数学科の学生は二年次から企業からスカウトがくるほど就職率200%という時代になっています。そんな変人奇人と思われがちな数学科を舞台に、一向に授業の内容がわからず、焦ってばかりの主人公を4人の個性豊かすぎる友人たちが様々な方法で助けていきます。政府はリケジョを増やそう、共テに統計学必須にしよう、理系に女子枠、総合選抜推薦拡げようと必死だけど、入学してついていけないんじゃ意味がない。だからこそ、教える人たちは、この漫画の友人たちのように社会やそこらへんの具体的なものからわかりやすく身体で覚えていけるようにしてもらいたい。特に三巻は、江戸時代に身分を超えて老いも若きも性別もなく楽しんで数学をしていたことにおじいちゃん学者が滂沱の涙ですけど、私も同じく感動しました。数学が好きな人、嫌いな人、興味ある人、数学なくても困らないという人、みんなに勧められる。絵の雰囲気は有閑倶楽部、キャラ構成は動物のお医者さんを彷彿とさせ、誰もが読みやすく見やすい内容です。