レビュー一覧

英先生のシークもの、王道ですね。英先生のシークヒーローは本当に素敵、傲慢さもさまになりカッコよさを引き立てています。ヒロインとの結婚を選んだヒーローにはヒロインへの愛着を感じますね。重臣たちの言う通りのこともできたはず。ヒロインの出世の秘密、ヒーローとの出会いは宿命を感じます。ドラマチックでミニシリーズのラストを飾る素敵な作品でした。

シリーズですが、国の歴史がまとまっていて面白かったです。ヒーローはヒロインを騙しています。でも、無意識に告白したり、結婚にこだわったりと、惚れてるのはミエミエです。ヒロインは純粋に王族に仕えていたのに、ヒーローに騙された上に自分の身の上まで知る事になり、辛い状況になります。でも、自分の気持ちをストレートに話し、ヒーローに言い返すヒロインはすごいですね。王族の素質があると思います。それでいてヒーローへの思いは純粋なので応援したくなります。どんどんヒロインに甘くなったり、全てにおいて優しい表情になるヒーローが可愛いです。ヒロインはこのまま尻に敷く勢いで幸せになって欲しいです笑

The古典王道ハーレなストーリーでした。単純な運命的な出会いだけじゃ無くて、壮大で強力な運命によって引き合わされたヒーローとヒロイン、わらしべ長者（？）的に連鎖して明かされる真実と二人の愛。 原作者に拍手です。 そして、そんなストーリーに英さんの絵柄が良くマッチしていましたし、壮大な原作を限られたページ数に見事にまとめられた手腕もお見事です。 なのに星を二つも減らしたのは、セリフ回し、特にヒロインの言葉遣いが所々おかしかったからです。助詞が所々おかしいのもですが、敬語のレベルが乱れてて、スムーズに読めないくらいでした。 そして、家持ちである以外にヒロインと亡母の生活レベルがどの程度だったのかに触れていませんが、宮殿の下働きランクの召使いになっちゃったのは何故？ そして、その程度の社会的地位で母を「お母様」と呼ぶか？ しかも「お母さん」も併用？？？？ 細かい様ですが、敬語・丁寧語・謙譲語を持つ美しい日本語を正しく使ってほしいものです。

国の大切なピンクダイヤのため、ヒロインと結婚したヒーロー。まではHQでよくあるお話ですが、ヒーロー、大らかさと無邪気さを持った無垢なヒロインに手を出して（しかも妊娠の可能性が低いって、妊娠したらどうするのよ）→ピンクダイヤを持っていることを知り→結婚提案→ヒロイン愛のための結婚を思い大喜び→真実を知って笑顔を無くしたヒロイン。ヒーロー、ヒロインの純潔を奪っておいてゲスですね。その後でヒロインの出生に関して新事実が発覚します。心優しいヒロインを傷つけ、ヒーローが苦しむのですが、少しヒーローに「ざまーみろ」と思ってしまったりして。最後ヒロインが大変身（大出世）ですね。ビックリ。

　うーん？　うーーーーん？　いいのかわるいのか・・・。ヒロインは天真爛漫で可愛かったけど、中盤からその魅力が失われて残念な感じに。召使として育っているのに、戸惑うことなくいきなり王妃の貫禄とふるまいをしはじめたりして違和感がすごい。もっとドギマギしてもいいのではないかと。もともと気は強かったけど・・・。

愛の物語であるけれども、国の歴史も入っていておもしろかった。

自分勝手なヒーローに嫌悪感。ヒロインはいきなりヒーローのお世話係になり戸惑ってはいたものの、純粋な心でヒーローに接していました。でも夜のお相手まですると思わなかったでしょうね(^_^;)もう少しヒロインを素敵に描いてもらいたかった。

ながいシリーズの完結です。ちょっ予想外の結末でしたが面白かったです

『ダイヤモンドの迷宮』シリーズで購入しましたが、期待ハズレでした。ヒロインのキャラクター設定が内容に合っていないと感じるからです。冒頭のシークお世話に行く前迄は下働きの女中ですが、一夜を共にしてからは、特に宮殿に着いて以降は全く女中には見えません。言葉使いや態度、堂々とし過ぎています。王の愛人の娘ではなく、正式に婚姻した娘で最後には王女になりますが、もう宮殿に着いてからは王女として描かれていると思います。もっと女中らしく描かれた方が、その後の展開の葛藤が真実味出ると思います。

何とまぁヒロインの正体が…どのHQよりすごいかも。ヒーローはちょっとやな奴だったけど心入れ替えたようだし、よしとしよう。