レビュー一覧

素敵なお話でよかったです。が、ちょっと物足りない！って言うのが最後の感想です。最後後日談が欲しかったです。受の王様がとっても良い子でノブレスオブリージュな行動に泣けます。攻は寡黙過ぎてもうちょっと頑張って欲しかった！

渡り鳥がモチーフになったお話だったところに惹かれて買いましたが、大変良かったです。受けのちょっとツンデレな感じでいてとても純粋なところや、内に秘めた心の強かさがとても好きでした。最後はちょっと駆け足で話が進んでしまったので星4つにさせていただきました。

7歳で親兄弟をなくし、冷遇され続けた国王と10歳で国と親兄弟を亡くした渡り守の隊長。ものすごく奥手な二人が幸せになれるのだろうかとやきもきしたけど、なんとか二人で生きることを決めてくれて良かった。

紙書籍で購入。ヒマラヤを超える渡りをするアネハズル…。攻めは渡りの隊長、受けは幽閉されていた若き国王…。攻めは蛇紋王への復讐を胸に秘め、受けは蛇紋王に願いを聞き入れてもらうために初めてのヒマラヤ超え…。サバクトビバッタが美味しそうに感じたという…。

雲英の育ちの良さとノブレス・オブリージュとして責務を果たそうとする意思の強さが強い印象を与えます。天青の強さとは違う、心根が優しく強い雲英に天青が惹かれるのも分かります。2人が再会したその後、もう少し描いて欲しいです。天青がどんな風に雲英を慈しみ、雲英がどんな風に幸せに暮らしているのか、もう少しだけ、困難を乗り越えた2人の幸せを読みたかったです。

お話の進む方向は読んでいる内に見えてはきますが、深窓の王子様やら深窓なのに深窓っぽくない王子様やら深窓でないのに王子様そのものやらおまけに深窓のおじじ様まで絡んでいるのが楽しかったです・・・と言ったら失礼かしら・・・