レビュー一覧

日本人には希薄ではありますが、アメリカ、特に田舎だと宗教の信心が深いのでしょうね。 アメリカ人は多文化国家のため、生まれ育った国より、宗教を重んじる方が多いと思います。 神父は日本だと、巫女みたいな存在でしょうか。 絶対に触ってはいけない聖域にいる人間を愛してしまった。 そのため、教師も辞め、1年間の自然保護官を行ったけどそれでも忘れられないと。 ヒーローは牧師の仕事も真剣に考え、信徒の皆様の事を考えると簡単に辞められない。ヒロインはヒーローを信じたいけど、絶対的なライバルが神様。 保守的な家庭に育った普通の感覚ならば神父との恋愛は「無理」ですね。 ヒロインの被害意識が強いと思わずでもないですが、ヒーローにも問題あると思うのですよ。 再会から話が始まっていますが、ヒーローは一年間ヒロインを待たせている。 しかも神父は辞めたと言いながらも辞められてないし、結婚式の前に司教様に専用機で呼び出されヒーローはヒロインに「不安は分かるけど信用してほしい。行ってくる」って。 しかも司教様の行動がヒロインの予感的中じゃない。 それで「僕の事を心から信用してくれない」って、ヒーローは「ヒロインに信用してもらえることしている？」と聞きたい。 牧師をやっていた人間が大切な一人（ヒロイン）に嘘をつき、信用を得られない行動。 こんなヒーローは牧師を辞めて本当に良かったと思う。 再読はないと思います。

他の方の言う通り、ちょっとヒロインの思い込みが激しすぎる・・・でも、宗教を重んじる人の感情だと思うと、これくらい怖がりというか、信じたくない不安に襲われてもおかしくないというか、ヒロイン、９割くらい震えっぱなしですよね。内容としてはすごいな、と思うんですが、HQとしてはあんまり・・・なー・・・

星四つは漫画そのものに対する評価というより、こういう話をコミカライズしてくれた点に。都会ではない普通の白人アメリカ人社会での中の、キリスト教・教会の影響が分かりやすいというか、今もって生活に根付く形というのがよく分かりました。HQでは中絶は絶対悪のように取り上げられる事といい、アメリカの保守層の考え方が日本人漫画家のフィルターを通過しても、十分透けて見えますよね。

宗教的な感覚がわからないので感情移入しにくい作品でした。ストーリーは良いのですが…

ヒロインはちょっと思い込みが激しい気がしますね…惹かれ合っているのに中々、うまく行かなくて途中からこの二人結婚しても大丈夫か？と、思いながら読んでました。

日本人にはちょっと難しい感じがします。宗教のしがらみがいかに影響を与えるかあまり実感できなかったです。相思相愛で始まる感じは新鮮ですね。

ヒーローが【元神父】だなんて、HQとしては、かなり珍しい設定だと思います。そして、クリスチャン人口が1%の日本で、【神父】と【牧師】の違いさえ分からない人も多い中、今作をわざわざ漫画化するのは、かなりのチャレンジです。二人の間にある【障害】が理解しづらいし、身につまされる感じもしづらいでしょう。案の定、読んだ人の評価が厳しくなってますよね。今作の登場人物たちのキリスト教に対する感覚を一般的な日本人に分かってもらうのは、かなりハードル高いと感じました。私も理解できてるとは言い難いですが、興味深いものを読めた感が強いので評価4です。マイナス1なのは、HQらしさが少ない点ですね。

絵は好きですが、ストーリーは理解出来ず！日本では分からないカルチャーショック！教会の神父様が還俗するのはワケ有りなのね？ジャロッドが凄くバッシングされて！こんな感じなの？シドニーとジャロッドは何年もかけてやっとハッピーエンド！

司祭は結婚できないのかぁ。お坊さんも神主さんも結婚できるのに宗教によっては違うんですね。ヒロインを愛してしまい司祭を辞めたヒーロー。「はい辞めました。結婚します。」ってそんな簡単なことじゃないっていうのが驚きでした。ヒロインは子供の頃、母親に呪いをかけられちゃったようなものですね。根底にこの呪いがあるせいかヒーローとの関係に常に情緒不安定というかパニック状態というか。ヒーローが突っ走ってヒロインに何の一言もなく突然辞めてやってきちゃったのものあるのかな？両親がヒロインの気持ちをぐらつかせるような事ばかり言うのもあるのか、ヒーローを信じ切れず逃げ出しちゃう。あの花は花屋の嫌がらせなのかと思ったらただの手違いだったんですね。穿った見方をしちゃいました。ヒーローももっと分かりやすいメッセージを書けばいいのに。長く神父をしてると言葉のチョイスがこんなになっちゃうのかしら。最後はハッピーエンドで良かったけど、変わったお話でした。

ハーレークインには珍しいお話だと思いましたが、私はこのお話は好きです。宗教に寛容なお国柄の日本が珍しいと思うのですが、とても切ないお話です。