レビュー一覧

あー・・・絵も展開もめちゃくちゃぎこちないです。表題作の前半、大人の駆け引きを表現したいのはわかるけれども描き切れていないために唐突にくっついたように見えてしまう。しかもあんなに片付けに向いてる人が何であそこまで散らかしてた？同時収録に関しても、向かいのホームのカップルが分かれたのは台詞で説明じゃなくて一人になった姿を読者にも見せるべきよね？等、ストーリー上の話ではなくてすみませんが、他にもいろいろとセオリー通りじゃない気になるところがあって滑らかに読めませんでした。

「もう一度、～」がすごぉく良かったので、こちらも購入してみました…とても良かったです。絵はあまりお上手ではないんですが一生懸命さがあるし、何より朴訥とした絵に雰囲気が合っていて悪くなかったです。ストーリーも登山家と栄養士、学生と学生課の職員のお話で、普段あまり見かけないシチュエーションなのもイイ。特に表題作は二人ともゲイなので、話の進みが早い割りには展開に違和感はほとんどなかったです。ちなみに私は表題作より二作目の明るい雰囲気が好きかな。二人のその後を読んでみたいです。

表題作のふたり、大人の男同士で受けもちゃんと男だし、攻めも男臭くていい。お話も全体的に優しい感じでよかったのですが、いつものふたりが突然そういう雰囲気になって、ページめくったらもうHに突入してて唐突感がすごかった。え？そういう匂わせコマあったっけ？ Hのあとのセリフで、あーそうなんですね…って納得はするんですが、読者にとってはいきなりです。大人な始まりといえばそうなんですが、もうちょいお互いの気持ちを表現してほしかったというか。それぞれの人生のやり直しに重きが置かれていて、恋愛のせつなさみたいなものがあまりなかったですね。3年て結構な期間なのにさらっと過ぎすぎだし、そこをもっと描いて一冊丸々にしたら読み応えあったかなと。でも短い短篇のふたりの方が好きかも。表題作は☆3.5くらい。

表題作がとにかく好みです。主人公たちの心の葛藤や生き方も繊細に描かれているし、萌え要素もたくさんあって、これからも読み返すこと間違いなしです。

表題作は、仲間を事故で死なせてしまった登山家と、食中毒を起こしてしまった管理栄養士のが主人公。過去を引きずる2人が出会って、お互いに影響を与えて・・・という話。私はもう一つの大学生と大学職員の話の方が好きかな。こちらの話はエロなしだけど。

良作です。作画がぎこちないという投稿がありましたが、味のある佳い絵だと思います。少女漫画チックな女体ウケとかエンピツのような王子様とは、一線を画す持ち味がありますよ。作家の精進を期待します。また買いたい作家さんです。

よいですね～、なんですかね、期待どおり｡優しくて、あったかくて、じんわりと,心にしみるお話。絵が好みではないのですが、このお話には素敵にあっていて、このセンセのお話を、もっと読みたくなりました。また素敵なセンセと出会いました♪レンタさん、サンキュ♪

二作とも、口説き文句がなかなかのインパクト。読んでこちらが恥ずかしい汗。恋愛してるときは、ちょっとネジ緩むよねという、微笑ましさがありました。一作目は、大人の夏休みとは、そういう期間だったかと共感しました。外からの要因で、自分ではどうしようもないこと、あるよね。二人が出会えて良かったです。

不思議な話です。お互い名前しか知らない同居生活で、お互いにゲイで、好きになっていくという。前に進めないもどかしさも感じながら淡々と時が流れていくのがいいような、あっさりしすぎなような。

登山家の人はこういうことは結構ありそう。でもやめたりしない気がする。