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「ラミレス家の花嫁」シリーズ第３弾、最終話です。相変わらずとんでもない遺言を残した父親のせいで、ヒーローは後見人となったヒロインの夫探しを命じられます。ヒロインは若くて美人、しかも修道院育ちの純粋な女性。百戦錬磨のヒーローもすっかりメロメロです（昔風ハーレクインの大道かしら？！）。３話続いた兄弟の対面が最後に描かれて、めでたしめでたしでシリーズが終了します。お互いに幸せ自慢ができるようなエンディングは、わかっていてもほのぼのします。シリーズ物は出来栄えの良し悪しがつきものですが、これはミニシリーズで作品によって作家さんも違うのでバランスが良かったです。ちなみに個人的には第１作目がお気に入りです。

修道院育ちのヒロインが初心だけど結構勝気で短気な面もあり、可愛かった。ヒーローは最初こそ傲慢に見えてヒロインにメロメロで悪くない。遺言の条件にぴったり当てはまるヒーローがヒロインと結婚するのになんの障害もなくハッピーエンド。最後に３兄弟が出会ったページが少なくて少々物足りないけど全員大富豪で成功して奥さん自慢するところが良かった。個人的には一番気楽に読めたⅢが好き。