レビュー一覧

ヒューマンドラマですね。ストーリーが秀逸でキャラも特徴的。ぜひ映画化してほしい！樹木希林さんだったらハマり役なんだろうなあ。

面白かったです。前科者の青年とゴミ屋敷の老婆の物語。ちょっと暖かくてちょっと悲しい。

一言で言うと、現代を舞台にしたおとぎ話といったような作品です。絵の雰囲気も手伝ってか読みやすく、現実によくある苦々しさに「あったらいいな」という優しさをからめてあって、読後感はさわやかです。

前作のよろこびのうたと同様に人との繋がり方をよく表現されていると思います。最後まで読んで後からじんわりと考えさせられる作品だと思います(´∀｀)

不思議な作品。寂しい魂が引かれるように出会って人生の最後を見届けてもらう独居老人。

『娑婆に出て本当に困ったらそこを訪ねてみるといい』の意味が晒されたときは、目を見張るほどドキッとしました。サボテンの秘密にも涙が出ますが、どうやって生きていればこのようなお話が頭の中に浮かんでくるのか不思議でしょうがない。嫌な事や悲しい事が沢山あるこの世の中で、ほんとうの優しさや温かさなんか不確かで曖昧なものになってしまったように思えます。優しさの定義・人間関係のあり方には人の数だけ考え方があると思いますが、自分の今の目の前にある世界をどう感じ・どう受け止めるか、そこにもキーがあるように感じます。

短いストーリーだけど、心が震えた。元犯罪者と、ゴミ屋敷に住む老女のつながりは、短期間だったが深かったのかもしれない・・・人との繋がりが薄れゆく現代、是非読んでほしい秀作かもしれない・・・

何とも言えない読後感。こんな人生の終わりってあったらいいなと思うけど。現実はドロドロで切ない。

ウチヤマさんの作品は深いですね。色んなこと考えてしまいます。期待を裏切らないクオリティでした。

不思議だけど、面白い作品でした。読み終わった後、じんわりと色んなことを考えさせられる作品でした。