レビュー一覧

読み進めていくうちに登場人物の感情や事情が明かされていって、最後まで楽しく読めました。続編でオリビアがジュールのために怒ってくれたり、デートの服装のアドバイスをしてくれたりと二人が仲良くなってる描写があったのが嬉しい。

短めのお話ですが、なぜか心に残り作品でした

主人公であるはずのジュールが狂言回し的な役割で印象に残らなかったが、読みやすく、お話は単純ではないしかけがあり面白く読めた。また、掲載された時代が感じられる描写があり、楽しめた。特に続編では内容に関連した様々な作品からのオマージュ、パロディー的なお遊びが散見される。

前後編みたいな2部構成です。主人公が好きになった男の子はただのお坊ちゃまかと思っていたら、意外と苦労人で母親との関係が森永あい先生の山田太郎ものがたりの太郎と母親の関係とそっくりです。1話目は面白かったのですが、２話目は新しいキャラが出てきて、主役の影が薄くなってしまって残念でした。