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独特な世界観に惹き付けられました。面白かったです。

昔、買って読んだ単行本です。ストーリーがわかっているのに『黄昏』が無性に読みたくなりました。平凡な両親、どうでも良い会話に相槌を打つのも面倒なそんな毎日が鬱陶しいと思える頃。優しい言葉など返せず、ぞんざいな態度をとってしまう。居なくなって初めて気付く想いと後悔の日々。自分も同じ頃に同じような態度をとり後悔しました。この本を読むと、今は居ない親との思い出が懐かしく、涙します。

岩舘先生の絵や雰囲気に似せる漫画家はたくさんいますが、このアンニュイで独特の悲しさを纏ったお話は唯一無二だと思います。黄昏は胸が痛くなりました。どれも喪失感を描いたお話です。