レビュー一覧

母親の溺愛の方向がねじてれいて恐ろしい。ただ作者さんらしくストーリーは丁寧に組まれている。

う〜ん、昔読んだことがあるので購入しましたが、内容がヘビーだなぁ…津雲さん、好きなんですけど…反発していたのにコロっと受け入れてしまうのも理解に苦しみます。

皆心に闇や弱さを抱えていて、でも誰かに愛されたい。愛情と寂しさのバランス。人は常に様々な形で愛情を求めています。

非常に怖いです、ぞわぞわ系の。先生の作品は何かモデルでもあるかのような人物リアリティがあります。

作者さん買いです。リアルさに引き込まれる漫画ばかりです。

弁護士が今ひとつだ心身喪失になった達彦には支払い能力は皆無だが、親父に支払わせろよ。親父さんの家は裕福らしいから。弁護士ならそれはわかってるじゃない。離婚して元が付いた姑は無理だけど、元舅には支払い能力がある元舅姑も離婚になったが。元姑有責なのだから、慰謝料は払わなくても良いしまさか慰謝料支払ったのか？達彦は一生入院生活だし、老いた元妻の事を思えば。責任は舅にもあるけど。でも孫の事を優先すべきだと思う。

少し重すぎて、もっと救いがあるお話だったらいいのにと思いました。

重い話ですが、読み応えは十分です。主人公の行為は間違いなく「性虐待」であり、その身勝手な行為は決して許されるものではないのですが、主人公の寂しさの描写が丁寧で、このような道を選んでしまった（選ぶしかなかった）悲劇として読まされた感じです。虐待の背景には夫の不在があったということもしっかり描かれています。夫も終盤で大きな罰を受けますが、本当にやりきれないです。最後、息子の元妻の決意に救われました。津雲むつみさん、すごいです！

どちらも暗い…けど、自分に全く関係ないとは、絶対自分には起こらないとは言えない話。